クラウド プロバイダ サイトからローカル サイトにデータが正しくレプリケートされていることを確認するには、テスト リカバリを実行します。

注:

テスト ネットワークが本番ネットワークから隔離されておらず、これらのネットワークのルーティングが共通の場合、レプリケートされた仮想マシンのテスト リカバリにより、仮想データセンターに重複した MAC アドレスが作成されることがあります。テスト リカバリおよび本番環境に同じネットワークを使用していて、ネットワーク構成の自動コピーが無効になっていない場合は、http://kb.vmware.com/kb/2086292 を参照してください。

前提条件

  • クラウド プロバイダ サイトからローカル サイトへのレプリケーション タスクを 1 つ以上設定します。

  • レプリケーション タスクのステータスによって、テスト リカバリの実行が許可されていることを確認します。

    次のレプリケーション ステータスの場合は、テスト リカバリを実行できません。「OK」、「OK (RPO 違反)」、「エラー」、「エラー (RPO 違反)」、「完全同期」、「完全同期 (RPO 違反)」、「無効」、「無効 (RPO 違反)」、「一時停止中」、「同期」、「同期 (RPO 違反)」

  • テストするレプリケーションのテスト リカバリが実行されている場合は、テスト結果をクリアしたことを確認します。

    注:

    レプリケーションの以前のテスト結果をクリーンアップする前にテスト リカバリを実行することはできません。

手順

  1. vSphere Client または vSphere Web Client にログインします。
  2. ホーム ページで [Site Recovery] をクリックして、[Site Recovery を開く] をクリックします。
  3. Site Recovery ホーム ページで、クラウド プロバイダ サイトのサイト ペアを選択し、[詳細表示] をクリックします。
  4. [レプリケーション] タブをクリックし、[逆方向レプリケーション] をクリックします。
  5. テスト リカバリを実行するレプリケーションを選択して、[テスト リカバリ] アイコンをクリックします。

    テスト リカバリ ウィザードが開きます。

  6. リカバリ オプション ページで、データ同期オプションを選択します。

    オプション

    説明

    [最新の変更の同期]

    vSphere Replication は同期タスクを実行してから、ローカル サイトのプレースホルダ仮想マシンを構成します。このオプションでは、クラウド プロバイダ サイトにログインする必要があります。ログイン ダイアログ ボックスが表示されます。

    [利用可能な最新データの使用]

    vSphere Replication はプレースホルダ仮想マシンを構成し、ローカル サイトにコピーされたデータを使用します。MPIT が有効になっている場合は、保持されたインスタンスが仮想マシン スナップショットに変換されます。

  7. (オプション) テスト構成が完了した後にターゲット サイトでテスト仮想マシンをパワーオンするには、[リカバリ後に仮想マシンをパワーオンする] チェック ボックスをオンにします。
  8. [Next] をクリックします。
  9. ローカル サイトで仮想マシンのフォルダを選択します。
  10. ローカル サイトで仮想マシンのリソースを選択します。
  11. テスト設定の内容が正しいことを確認して、[終了] をクリックします。

タスクの結果

レプリケーションのテストのステータスが変更されます。

注:

レプリケーションのテスト リカバリの進行中に、レプリケーションを停止することはできません。

次のタスク

テスト仮想マシンに予測どおりにデータが表示されることを確認してから、テスト結果をクリーンアップします。クラウドからのテスト リカバリのクリーンアップを参照してください。