追加の vSphere Replication サーバをアップグレードする場合は、ダウンロード可能な ISO イメージを使用する必要があります。アップグレードを正常に実行するには、次の一連の手順を実行します。

前提条件

  • vSphere のダウンロード ページから VMware-vSphere_Replication-8.4.x.x-build_number.iso イメージをダウンロードします。ISO イメージ ファイルを vSphere Replication が使用している vCenter Server インスタンスからアクセスできるデータストアへコピーします。
  • 現在実行しているバージョンが、vSphere Replication 8.4 に直接アップグレードできるバージョンであることを確認します。
    • vSphere Replication 8.4 に直接アップグレードできるのは、現在実行している vSphere Replication のバージョンが 8.2.x または 8.3.x である場合のみです。
    • 以前のバージョンの vSphere Replication を実行している場合は、まず vSphere Replication インスタンスをバージョン 8.3 にアップグレードする必要があります。たとえば、vSphere Replication 6.5.1 をバージョン 8.4 にアップグレードするには、まず 6.5.1 を 8.3 にアップグレードする必要があります。

手順

  1. vSphere Client で、vSphere Replication 追加サーバ仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
  2. [仮想ハードウェア] タブで [メモリ] を展開し、メモリ サイズを 716 MB から 1,024 MB に変更します。
  3. vSphere Client で、vSphere Replication 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
  4. [仮想ハードウェア] タブで、[CD/DVD ドライブ] > [データストア ISO ファイル] を選択します。
  5. データストアの ISO イメージに移動します。
  6. [ファイル タイプ] で、[ISO イメージ] を選択して、[OK] をクリックします。
  7. プロンプトに従って、CD/DVD ドライブを vSphere Replication 仮想マシンに追加します。
  8. Webブラウザで、仮想アプライアンス管理インターフェイス (VAMI) にログインします。
    VAMI の URL は https:// vr_appliance_address:5480 です。
  9. [更新] タブをクリックします。
  10. [設定] をクリックし、[CD-ROM のアップデートを使用] を選択して、[設定の保存] をクリックします。
  11. [ステータス] をクリックし、[更新のチェック] をクリックします。
    使用可能なアップデートのリストにアプライアンスのバージョンが表示されます。
  12. [アップデートのインストール] をクリックし、[OK] をクリックします。
    VAMI のインストールが進行中の状態のままです。インストール プロセスではシステムの再起動が自動的に実行されます。インストールの完了を確認するには、 vSphereユーザー インターフェイスで仮想マシン コンソールに移動し、 vSphere ReplicationAppliance のバージョンが 8.4 になっていることを確認します。

    新しい VRMS Appliance Management Interfaceを開くには、ブラウザを更新する必要があります。

  13. 管理者アカウントにパスワードを構成するには vSphere ユーザー インターフェイスで仮想マシン コンソールを使用します。
    1. vSphere Replication コンソールに root ユーザーとして古いパスワードを使用してログインします。
    2. passwd admin コマンドを使用してコンソールから管理者ユーザー パスワードを割り当てます。

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