ターゲット サイトにすでに別の仮想マシンが存在するため、レプリケーションを構成することができません。

問題

次のエラー メッセージが表示される場合があります。
Unable to configure replication for virtual machine VM_name because group group_name cannot be created.
Another virtual machine configured_VM_name}' that has the same instance UUID instance_UUID already exists on protection site source_site_name.

原因

このエラー メッセージは次のような場合に表示されます。
  • レプリケーションをサイトから削除するときに、接続またはその他の問題によって実態のないレプリケーションがいずれかのサイトに残っている場合、実態のないレプリケーションが原因で同じ仮想マシンのための新しいレプリケーションを構成することができなくなります。
  • 2 つのサイトをペアにして、vSphere Replication 管理サーバ アプライアンスを再インストールすると、別のサイトには古いアプライアンスとデータベースに関する情報が含まれ、新しいレプリケーションを構成することができなくなります。

解決方法

  • vSphere Replication 管理サーバが再インストールされていない場合、実体のないレプリケーションが環境に残ります。このレプリケーションを強制停止して、削除することができます。
    1. vSphere Client または vSphere Web Client にログインします。
    2. ホーム ページで [Site Recovery] をクリックして、[Site Recovery を開く] をクリックします。
    3. Site Recovery のホームページで、受信したエラー メッセージに記載されているサイト ペアの中から、保護サイトが含まれているものを選択します。
    4. [レプリケーション] タブをクリックして、[発信] または [受信] からレプリケーションを選択します。
    5. [削除] アイコンをクリックして、[レプリケーションの強制停止] を選択します。
  • vSphere Replication 管理サーバの管理対象オブジェクト ブラウザ (MOB) を使用して、このレプリケーションを削除することもできます。
    1. https://vrms_address:8043/mob/?vmodl=1 に移動します
      ここで vrms_addressvSphere Replication 管理サーバの IP アドレスです。
    2. [content] 値をクリックします。
    3. 削除するレプリケーションのタイプに応じて、replicaManager または replicationManager の値を選択します。
      • 発信レプリケーションの場合、[replication-manager] > [getOutgoingReplications] の順にクリックします。
      • 受信レプリケーションの場合、[replica-manager] > [getIncomingReplications] の順にクリックします。
    4. 関連する [start][count][sorters]、および [filter] の値を設定します。
      注: [start] 値に 0 を設定し、 [sorters][filter] 値を削除して、最大 50 件のレプリケーションが記載された最初のページを呼び出します。レプリケーションが 50 件を超える場合は、ページングを使用して、次のページのレプリケーションの追加呼び出しを実行するか、 [sorters][filter] 値を使用できます。
    5. [メソッドの起動] をクリックします。
    6. 削除するレプリケーションを特定し、[replication] 値の下にある GID リンクをクリックします。
    7. [destroy] メソッドを呼び出して、レプリケーションを削除します。
  • いずれかのサイトの vSphere Replication 管理サーバが再インストールまたはリセットされた場合:
    1. 別のサイトで vSphere Replication 管理サーバを再インストールするか、そのデータベースをリセットします。
    2. サイトを接続して追加の vSphere Replication サーバ アプライアンスを登録します。
    3. ターゲット データストア フォルダに残った一時的な hbr* ファイルを削除します。
    4. 既存のレプリカ .vmdk ファイルをレプリケーション シードとして再利用し、すべてのレプリケーションを構成します。