頻繁な RPO 違反があり、vSphere Replication のネットワーク使用量に関する詳細を確認する必要がある場合、または送信レプリケーションのステータスを確認する場合は、ソースおよびターゲットの vCenter Server サイトに関するレプリケーション統計情報を表示することができます。
特定の期間のレプリケーションの統計情報を表示できます。転送されたバイト数の統計情報には、最初の完全同期で転送されたデータは含まれません。最初の同期の完了後に転送されたデータのみが含まれます。選択した RPO 期間の終了時に、統計情報が更新される場合があります。たとえば、RPO をデフォルトの 1 時間に設定したレプリケーションを構成すると、最大 1 時間、統計情報に該当の仮想マシンの転送データが表示されない場合があります。
統計データの粒度は、
rrd-updater-interval パラメータによって決まります。パラメータは、
/opt/vmware/hms/conf/hms-configuration.xml 構成ファイルで定義します。このパラメータは、統計データを保存する間隔を制御します。この値は、デフォルトで 5 分に設定されますが、必要に応じて変更できます。
注: データは 10 分間隔で収集され、グラフは間隔ごとに集約されたデータを表します。このため、ピーク値が発生した正確な時間は表示されず、転送されたバイト数の統計情報にデータが表示されるまでに最大 10 分の遅延が発生することになります。表示されるデータは、すべてのサイト ペアを対象としています。
- 転送されたバイト数 - 最初の完全同期からのデータを除く、すべての発信レプリケーションで転送された合計バイト数。
- レプリケーション数 - 発信レプリケーションの数
- RPO 違反数 - RPO 違反の数。
- ターゲット サイト数 - vSphere Replication サイト接続数。
- VR サイト数 - 登録済みのレプリケーション サーバの数。
前提条件
vSphere Replication が実行中であることを確認します。
手順
- vSphere Client または vSphere Web Client にログインします。
- ホーム ページで [Site Recovery] をクリックして、[Site Recovery を開く] をクリックします。
- Site Recovery ホーム ページでサイトのペアを選択して、[詳細表示] をクリックします。
- [サイト ペア] タブをクリックして、[vSphere Replication のレポート] をクリックします。
結果
次のタスク
- レポート上のドロップダウン メニューを使用して、レポートの時間範囲を変更することができます。
- データは拡大表示することができます。
- 任意のチャートを CSV ファイルとしてエクスポートします。