vSphere Replication アプライアンスには vSphere Replication サーバが含まれています。ただし、ロード バランシングのニーズを満たすため、複数の vSphere Replication サーバをデプロイすることが必要になる場合もあります。
複数の vSphere Replication サーバをデプロイし、同じ vCenter Server によって管理される異なるサイト間を移動しないようにレプリケート元ホストからレプリケート先データストアへのトラフィックの経路選択を行うことができます。2 台目の管理サーバは同じ vCenter Server にデプロイすることはできません。
vSphere Replication 管理サーバおよび vSphere Replication サーバがサポートできる負荷の詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/2102453 を参照してください。
前提条件
- レプリケート元サイトとレプリケート先サイトに vSphere Replication アプライアンスをデプロイします。
- レプリケート元サイトとレプリケート先サイトの vSphere Replication アプライアンスと通信することができるネットワークに、vSphere Replication サーバをデプロイします。
- レプリケートされた仮想マシンをホストするレプリケート元サイトの vSphere Replication インスタンスと ESXi サーバが通信できることを確認します。
手順
- 追加の vSphere Replication サーバを展開するサイトで vSphere Client にログインします。
- ホーム ページで、[ホストおよびクラスタ] をクリックします。
- データセンター、ホスト、クラスタのいずれかを右クリックして、[OVF テンプレートのデプロイ] を選択します。
- 追加の vSphere Replication サーバを展開する OVF ファイルの場所を指定し、[次へ] をクリックします。
- [URL] を選択し、URL を指定して、オンラインの URL からアプライアンスをデプロイします。
- vSphere Replication ISO イメージをダウンロードして導入環境のシステムにマウントした場合、 の順に選択して ISO イメージ内の \bin ディレクトリに移動し、vSphere_Replication_AddOn_OVF10.ovf、 vSphere_Replication_AddOn_OVF10.cert、vSphere_Replication_AddOn_OVF10.mf、vSphere_Replication-system.vmdk、および vSphere_Replication-support.vmdk ファイルを選択します。vSphere_Replication_OVF10.ovf ファイルを選択しないでください。
- 名前を受け入れ、仮想アプライアンスのターゲット フォルダまたはデータセンターを選択または検索して、[次へ] をクリックします。
仮想アプライアンスの新しい名前を入力できます。名前は、各
vCenter Server 仮想マシンのフォルダ内で一意にする必要があります。
- デプロイされたテンプレートを実行するクラスタ、ホスト、またはリソース プールを選択して、[次へ] をクリックします。
- 仮想アプライアンスの詳細を確認し、[次へ] をクリックします。
- 仮想アプライアンス用のターゲット データストアおよびディスク フォーマットを選択し、[次へ] をクリックします。
暗号化された仮想マシンを
vSphere Replication でレプリケートするために、他の
vSphere Replication サーバ仮想マシンを暗号化する必要はありません。
- ネットワークのプロパティを設定します。DHCP を選択するか、固定 IP アドレスを設定します。
ネットワーク設定は、デプロイ後に
VRMS Appliance Management Interface で変更できます。
- アプライアンスのパスワードを入力します。
パスワードは 8 文字以上で、4 種類の文字(小文字、大文字、数字、特殊文字)を含んでいる必要があります。
- 設定を確認して、[終了] をクリックします。
- vSphere Replication アプライアンスをパワーオンします。
次のタスク
OVF ファイルがデプロイされたら、vSphere Replication サーバを vSphere Replication アプライアンスに登録します。