異なる vCenter Server により管理されている 2 つのサイトの間で vSphere Replication を使用するためには、2 台のvSphere Replication アプライアンス間の接続を構成する必要があります。

ソースとターゲットの vCenter Server インスタンスが同じ vCenter Single Sign-On ドメインを使用している場合、接続はローカルと見なされます。vSphere Replication は、ローカル サイトの vCenter Single Sign-On サービスを使用して vCenter Single Sign-On ドメイン内の各 vCenter Server を認証します。

ソースとターゲットの vCenter Server インスタンスが異なる vCenter Single Sign-On ドメインを使用している場合、接続はリモートと見なされます。ソース サイトの vSphere Replication 管理サーバは、リモート vCenter Single Sign-On ドメインの Platform Services Controller に登録されます。

vSphere Replication を使用して、同じ vCenter Server が管理する ESXi ホストの間で仮想マシンをレプリケートすることができます。この場合、1 台の vSphere Replication アプライアンスのみをデプロイします。ローカルやリモートのサイトに接続する必要はありません。

vSphere Replication アプライアンスをインストールしているいずれかのサイトで接続を構成することができます。信頼されていない証明書を使用している場合は、処理中に証明書警告が表示されることがあります。

2 つのサイト間のレプリケーションを構成する際には、そのサイト間の接続を設定することもできます。

前提条件

  • ローカルおよびリモートのサイトで vSphere Replication がインストールされていることを確認します。
  • リモート接続を構成する場合は、リモート vSphere Replication 管理サーバが登録されている PSC サーバの IP アドレスまたは FQDN を取得します。

手順

  1. ホーム ページで [Site Recovery] をクリックして、[Site Recovery を開く] をクリックします。
  2. Site Recovery のホーム ページで、[新規サイト ペア] ボタンをクリックします。
  3. リストからローカルの vCenter Server を選択し、ペア タイプを選択して、[次へ] をクリックします。
    • 別の Single Sign-On ドメインにあるピア vCenter Server とペアリングする
    • 同じ Single Sign-On ドメインにあるピア vCenter Server とペアリングする
  4. 2 つ目のサイト上にある vSphere Replication サーバの Platform Services Controller のアドレスを入力し、ユーザー名とパスワードを入力して、[vCenter Server インスタンスの検索] をクリックします。
    Platform Services Controller に提供したアドレスは、ターゲット サイトに vSphere Replication サーバをインストールしたときに提供したアドレスと正確に一致させる必要があります。
    重要: 使用するインフラストラクチャで IP アドレスの変更を簡単にするには、可能な限り IP アドレスではなく、完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定します。
  5. ペアを構成する vCenter Server とサービスを選択し、[次へ] をクリックします。
  6. [設定内容の確認] ページで、選択した設定を確認し、[終了] をクリックします。

結果

ローカル サイトとリモート サイトが接続されます。ペアは、Site Recovery のユーザー インターフェイスのホームページの下に表示されます。