vSphere Replication アプライアンスを削除した後、管理対象オブジェクト ブラウザ (MOB) を使用して、vCenter Server の拡張機能マネージャから vSphere Replication をクリーンアップします。

サービス アカウントの権限を削除する手順、および vCenter Single Sign-On ドメインからサービス アカウントを削除する手順は、『vSphere 6.5 セキュリティ』ドキュメントに記載されています。「権限の削除」と「vCenter Single Sign-On ソリューション ユーザーの削除」の各トピックを参照してください。

前提条件

vSphere 管理者の認証情報が利用可能なことを確認します。

手順

  1. https://<vCenter_Server_address>/mob/?moid=ExtensionManagervCenter Server の認証情報でログインします。
  2. extensionList プロパティで、com.vmware.vcHms 拡張キーのリンクをクリックし、キーの詳細を確認します。
  3. vSphere Replication アプライアンスの表示データがすでに失われていることを確認します。
  4. ExtensionManager で、[unregisterExtension] をクリックします。
  5. 拡張キーの値に com.vmware.vcHms と入力し、[Invoke Method] をクリックします。
  6. 結果に void が表示され、エラー メッセージが出ないことを確認します。
    指定したエクステンションが登録されていない場合、あるいは予期せぬランタイム エラーが発生した場合には、エラー メッセージが表示されることがあります。
  7. ウィンドウを閉じます。
  8. ExtensionManager ページを更新し、extensionList のエントリに com.vmware.vcHms が含まれていないことを確認します。
  9. Single Sign-On ドメイン内のすべての vCenter Server インスタンスから HMS サービス アカウントの権限を削除します。
  10. vCenter Single Sign-On ドメインから HMS サービス アカウントを削除します。

次のタスク

新規の vSphere Replication アプライアンスをデプロイできます。

注: vSphere Replication アプライアンスが管理しているすべてのレプリケーションが停止する前にそのアプライアンスが削除されると、ターゲット データストアに com.vmware.vr.HasVrDisks タグが残されたままになります。 com.vmware.vr.HasVrDisks でタグ付けされたターゲット データストアが、Storage DRS が有効なデータストア クラスタに属している場合は、[メンテナンス モードへの切り替え] などの一部の操作が vSphere Replication 管理サーバが見つからないため失敗することがあります。このエラーの発生を防ぐには、削除された vSphere Replication アプライアンスがレプリケーションに使用したすべてのターゲット データストアからタグを削除する必要があります。 ターゲット データストアでの vSphere Replication タグの検索と削除を参照してください。