初期完全同期が完了すると、vSphere Replication はソース サイトで変更されたブロックの追跡を開始し、定期的にターゲット サイトに転送します。このプロセスを増分同期と呼びます。増分同期が完了した結果、vSphere Replication はターゲット サイトに新しいレプリカ インスタンスを作成します。以下の古いインスタンスの削除は時間のかかるプロセスです。
古いインスタンスの削除プロセスで、vSphere Replication がターゲット サイトに対して新しく変更されたブロックの転送を開始することがあります。このアクティビティにより、ターゲット サイトのストレージ使用量がさらに増加します。古いインスタンスの削除が完了すると、vSphere Replication は古いインスタンスが占有していたストレージ容量を解放します。古いレプリカ インスタンスの削除中にソース ディスクのデータ変更率が高い場合、ターゲット サイトのストレージ使用量が一時的にソース ディスクの数倍のサイズを超える可能性があります。
注: ターゲット サイトのストレージ使用量が一時的に急増したことが原因で容量が不足する場合は、
Site Recovery ユーザー インターフェイスに「ストレージ容量が不足しています」というエラーが表示されることがあります。
vSphere Replication が目標復旧ポイント (RPO) 違反の報告を開始する場合があります。