vSphere Replication は、vSphere Replication アプライアンスのデプロイ後すぐに使用できます。VRMS Appliance Management Interface でのデプロイ後、必要に応じて全般設定を再構成できます。
vSphere Replication アプライアンスの全般設定には次が含まれます。
- vSphere Replication アプライアンスの名前および IP アドレス
- 接続先の vCenter Server インスタンスのアドレスとポート
- 管理者の メール アドレス
設定の全般設定は、
VRMS Appliance Management Interface のデフォルト値から変更できます。
たとえば、アプライアンスのデプロイ時に固定 IP アドレスを指定しなかったし、デプロイ後に DHCP によりアドレスが変更された場合は、vSphere Replication アプライアンスのアドレスを再構成できます。同様に、デプロイ後にアドレスが変更された場合、vCenter Server インスタンスのアドレスをアップデートできます。
前提条件
- vSphere Replication アプライアンスがパワーオン状態であることを確認します。
- vSphere Replication アプライアンスを構成する管理者権限があることを確認します。
手順
- 管理者として VRMS Appliance Management Interface にログインします。
- [サマリ] をクリックし、[再構成] をクリックします。
- [Platform Services Controller] 画面で、vSphere Replication アプライアンスをデプロイしたサイトに関する情報を入力します。
メニュー項目 |
説明 |
PSC のホスト名 |
vSphere Replication の登録に使用した vCenter Server の Platform Services Controller のホスト名(小文字)または IP アドレスを入力します。 |
PSC のポート |
デフォルト値である 443 を受け入れるか、Platform Services Controller が別のポートを使用している場合は新しい値を入力します。 Platform Services Controller は HTTPS 経由の接続のみをサポートします。 |
ユーザー名 |
この Platform Services Controller インスタンスが属する vCenter Single Sign-On ドメインの vCenter Single Sign-On ユーザー名を入力します。このユーザー アカウントは、Platform Services Controller インスタンスの vCenter Single Sign-On 管理者グループのメンバーであることが必要です。 |
パスワード |
指定された vCenter Single Sign-On ユーザー名に対するパスワード。 |
- プロンプトが表示されたら、[接続] をクリックして、Platform Services Controller 証明書を確認します。
- [vCenter Server] 画面で、[次へ] をクリックします。
vSphere Replication アプライアンスの初期構成後に、別の vCenter Server インスタンスを選択することはできません。
- [名前と拡張機能] 画面で、vSphere Replication アプライアンスを vCenter Server に登録するために必要な情報を入力し、ストレージ トラフィックの IP アドレスを追加します。
メニュー項目 |
説明 |
サイト名 |
vSphere Replication インターフェイスに表示されるこの vSphere Replication サイトの名前。デフォルトでは、vCenter Server のアドレスが使用されます。ペア内の vSphere Replication インスタンスごとに異なる名前を使用します。 |
管理者の E メール |
vSphere Replication 管理者のメール アドレス。標準の vCenter Server アラームを使用して、vSphere Replication イベントの電子メール通知を構成した場合でも、この情報は必須です。 |
ローカル ホスト |
ローカル ホストの名前または IP アドレス。IP アドレスが使用するものでない場合にのみ、値を変更します。たとえば、ローカル ホストに複数のネットワーク インターフェイスがあって、vSphere Replication アプライアンスによって検出されたものが、使用するインターフェイスでない場合などです。
注: 使用するインフラストラクチャで IP アドレスの変更を簡単にするには、可能な限り IP アドレスではなく、完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定します。
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拡張機能 ID |
vSphere Replication アプライアンスの一意の識別子。拡張機能 ID はカスタマイズできません。 |
ストレージ トラフィック IP アドレス |
vSphere Replication サーバで受信レプリケーション データ用に使用される、仮想マシン NIC の IP アドレスです。 |
- [設定内容の確認] 画面で設定内容を確認し、[終了] をクリックします。
- その他のサイトで vSphere Replication を構成するには、この手順を繰り返します。
結果
vSphere Replication アプライアンスの全般設定を再構成しました。