vSphere Replication 9.0 では、パフォーマンスの最適化を目的としてリソース間にレプリケートされた仮想マシンを分散する自動ロード バランシングをサポートするようになりました。

拡張レプリケーションで vSphere Replication を使用すると、拡張レプリケーションはターゲット クラスタ内で使用可能なすべてのホストにレプリケーションを分散します。

ワークロードの再分散は、30 分ごとに自動的に実行されます。ターゲット サイトのホストあたりのレプリケートされる仮想マシンの数は、仮想マシンのディスク サイズ、ディスク数、変更率、および RPO によって異なりますが、これらに限られません。

従来の vSphere Replication は、ターゲット サイトのレプリケーション アプライアンスにトラフィックをルーティングします。拡張 vSphere Replication では、レプリケーション トラフィックはターゲット サイトのホストに直接送信されます。トラフィックがレプリケーション アプライアンスをバイパスすると同時に後方互換性をサポートすることで、自動スケーラビリティ、自動ロード バランシングを可能にする、より最適化されたデータ パスをサポートします。

vSphere Replication で拡張レプリケーション機能を使用するには、拡張レプリケーション モードを使用するように既存のレプリケーションを再構成する必要があります。「拡張レプリケーション機能を備えた vSphere Replication を使用するように既存のレプリケーションを再構成する方法」を参照してください。