Common Process Discovery Agent (CPDA) では、実行中のすべてのプロセスに関する情報を収集するために、イントロスペクション中に一連のコマンドが実行されます。また、トポロジを生成するためのソケット データも収集されます。このエージェントに関するすべてのログは、タスク ログで確認できます。

注: このエージェントでは、イントロスペクション ログの収集中に、実行中のプロセスのコマンドラインなどのイントロスペクション ログの機密情報は収集されません。

カスタム CPDA の準備

デフォルトの CPDA では、プロセスのリストおよび関連する詳細を含む特殊な JSON ファイルが使用されます。プロセス検出用にカスタム CPDA を準備できます。エラーの発生を回避するために、カスタム CPDA では必ず次の条件に従ってください。

  • CPDA は、実行中のプロセスを停止したり、影響を与えたりしてはなりません。
  • CPDA は、イントロスペクション プロセス中に読み取る rawProcessInfo.json ファイルを作成する必要があります。
  • CPDA は、同じ作業ディレクトリに、アプライアンスのオペレーティング システム固有の詳細が含まれている os.json ファイルも作成する必要があります。

  • 同じ作業ディレクトリの iris-agent.log ファイルにログを保存します。

    /tmp/.iris/process_discovery/rawProcessInfo.json /tmp/.iris/process_discovery/os.json

  • Linux の場合、CPDA は次の引数を受け入れる init bash スクリプトを実行する必要があります。

    • <Working Dir>/rawProcessInfo.json

    • <Working Dir>/os.json

      例: /bin/bash /tmp/.iris/process_discovery/run.sh

  • Windows の場合:
    • CPDA は、作業ディレクトリに、ソケットに関するすべての情報を含む socketsOutFile.txt ファイルも作成する必要があります。Windows 用のサンプル CPDA ファイルを参照してください。
    • CPDA は、次の引数を受け入れる init powershell スクリプトを使用して実行する必要があります。
      • -osOutFile os.json
      • -processOutFile rawProcessInfo.json
      • -socketsOutFile socketsOutFile.txt

        例:

        C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe

        C:\Windows\Temp\irisAgent\WindowsCollector.ps1 -osOutFile os.json -processOutFile rawProcessInfo.json -socketsOutFile socketsOutFile.txt

  • CPDA は、rawProcessInfo.json および os.json ファイルを更新する必要があります。