プロパティ定義を作成して、vRealize Automation のカスタマイズ レベルを追加することができます。プロパティ定義の作成時には、プロパティのデータ タイプ(文字列、ブール値タイプなど)を指定します。

指定した vRealize Automation のカスタム プロパティが競合する可能性を回避するため、my_prefix.my_property_name1 という命名形式を使用します。たとえば、会社名や機能名など、標準的な意味のあるプリフィックスを使用し、ドット (.) の後に短くて分かりやすい名前を付けます。この推奨に従わないプロパティを作成すると、vRealize Automation 指定のカスタム プロパティと競合する場合があります。この場合、vRealize Automation のカスタム プロパティは、作成したプロパティよりも優先されます。

前提条件

テナント管理者またはファブリック管理者として vRealize Automation コンソールにログインします。

手順

  1. [管理] > [プロパティ ディクショナリ] > [プロパティ定義] の順に選択します。
  2. [新規]追加)をクリックします。
  3. [名前] テキスト ボックスに新規プロパティ定義名を入力します。

    my_grouping_prefix.my_property_name などの新しいプロパティ名には標準命名規則を使用します。

    [名前] の値はプロパティの識別子 (ID) として内部的に保存されます。

  4. [ラベル] テキスト ボックスの生成された値を受け入れます。

    [ラベル] の値には、[名前] テキスト ボックスに入力した値が自動的に設定されます。[ラベル] の値を最初に入力すると、[名前] テキスト ボックスに同一の値が入力されます。

    [ラベル] の値は、ブループリントにプロパティを追加するときなど、プロパティを要求するときにプロパティの名前としてユーザー インターフェイスに表示されます。

    [ラベル] の値には、 [名前] の値よりも広範囲の文字を含めることができます。
  5. [可視性] セクションでは、[すべてのテナント] または [このテナント] を選択してプロパティを使用できる場所を判断します。

    テナント管理者の権限のみでログインする場合、[このテナント] のみを使用できます。ファブリック管理者の権限のみでログインする場合、[すべてのテナント] のみを使用できます。

    アイテム作成後に、[すべてのテナント] または [このテナント] の設定を変更することはできません。

  6. (オプション) [説明] テキスト ボックスにプロパティの説明を入力します。

    プロパティ定義の目的や、プロパティに関して役立つ情報を説明します。

  7. (オプション) [表示順序] テキスト ボックスに値を入力します。

    入力する番号が、プロパティ名を申請フォームに表示する方法を制御します。次の順序付けルールが適用されます。

    • 表示順序は、[プロンプト表示] または [申請フォームに表示] の設定で設定されているプロパティにのみ適用されます。
    • 表示順序があるすべてのプロパティが先に表示され、表示順序がないプロパティがその後に表示されます。
    • 表示順序があるプロパティは、表示順序の値に従ってソートされます(最小値から最大値の順)。負の数値は使用できます。
    • すべてのプロパティがアルファベット順に並べられます。ただし、表示順序があるすべてのプロパティが先に表示され、表示順序がないプロパティはその後に表示されます。
    • 2 つのプロパティの表示順序の値が同じ場合は、アルファベット順にソートされます。
  8. [データ タイプ] ドロップダウン メニューからプロパティ定義のデータ タイプを選択します。
    表 1. プロパティ定義のデータ タイプ
    データ タイプ 説明
    [真偽値]

    真偽値を許可します。

    表示方法のオプションは、[チェックボックス][はい/いいえ] です。

    [日時]

    日時の表示形式で入力された値を許可します。

    表示方法のオプションは、[日時ピッカー] です。

    [10 進数]

    整数または 10 進数値を許可します。

    表示方法のオプションは、[ドロップダウン][スライダ]、および [テキストボックス] です。

    [整数]

    整数値を許可します。

    表示方法のオプションは、[ドロップダウン][スライダ]、および [テキストボックス] です。

    [セキュリティで保護された文字列]

    パスワードなどの、セキュリティで保護された内容または暗号化された内容を許可します。

    表示方法のオプションは、[テキストボックス] です。

    [文字列]

    文字列値を許可します。

    表示方法のオプションは、[ドロップダウン][電子メール][ハイパーリンク][テキスト領域]、および [テキストボックス] です。

  9. [必須] オプションが使用可能な場合、ドロップダウン メニューから [はい] または [いいえ] を選択し、このプロパティに値を入力する必要があるかどうかを指定します。
  10. [最小値] オプションが使用可能な場合、最小値を指定します。
  11. [表示方法] ドロップダウン メニューから、このプロパティの表示コントロール タイプを選択します。利用可能なオプションが、[データ タイプ] の選択に基づいて表示されます。
    表 2. プロパティ定義の表示方法のオプション
    表示方法のオプション 説明
    [チェックボックス]

    1 つのチェック ボックス コントロールを提供します。

    [日時ピッカー]

    YYYY-MM-DD または MM/DD/YYYY 形式の日付と時間コントロール、および HH:MM 形式の時間コントロール(24 時制で表示するか AM または PM を付加)を提供します。

    [ドロップダウン]

    ドロップダウン メニュー コントロールを提供します。

    [電子メール]

    電子メール コントロールを提供します。

    [ハイパーリンク]

    リンク テキストとしてプロパティ表示名、URL としてプロパティ値が設定されたリンクを表示します。

    [スライダ]

    値の幅をスライダで制御します。

    [テキスト領域]

    情報を入力または表示するテキスト エリアを提供します。

    [テキストボックス]

    値を入力するテキスト ボックスを提供します。

    [はい/いいえ]

    [はい] または [いいえ] の値を指定します。

  12. [値] 領域の [固定リスト] オプションをクリックします。
    [固定リスト] 領域で [新規] をクリックして、プロパティ名と値を追加します。
  13. (オプション) 必要に応じて [カスタムの値入力を有効化] チェック ボックスをオンにして、ユーザーが定義済みの値のほかにカスタム値も指定できるようにします。
  14. [OK] をクリックします。

結果

プロパティが作成され、[プロパティ定義] ページで利用可能になります。