ストレージ ポリシー保護グループ (SPPG) 移行ツールを使用して、ストレージ ポリシー保護グループを通常のアレイベース レプリケーション保護グループに移行します。

ストレージ ポリシー保護グループ移行ツールは、現在の移行タスクの情報を保持するため、予期しない障害が発生した場合は、移行コマンドを再実行することで失敗したタスクを再開できます。予期しないエラーの例には、ネットワークまたは電気系統の異常などがあります。
注: エラーのある SPPG と、エラーのない SPPG がある場合は、ツールはエラーのないグループとリカバリ プランの移行を試行します。
注目: 移行プロセスの完了前に、移行対象の SPPG を削除しないでください。移行の完了前に SPPG を削除すると、リカバリ プランを移行できないことがあります。

前提条件

ストレージ ポリシー保護グループのエラー チェックが完了していることを確認します。SPPG の移行が正常に完了するには、すべてのエラーを修正する必要があります。

手順

  1. Site Recovery Manager アプライアンス ホスト仮想マシンに root としてログインします。
  2. /opt/vmware/srm/bin に移動し、次のコマンドを実行します。
    1. (オプション) 内部 vCenter Server を使用する Platform Services Controller インスタンスの場合は、次のコマンドを実行します。./migrate-sppg -cmd migrate -vc FQDN_of_the_vCenter_Server -srm FQDN_of_Site_Recovery_Manager
    2. (オプション) 内部 Platform Services Controller と指定されたユーザーを使用する vCenter Server インスタンスの場合は、次のコマンドを実行します。./migrate-sppg -cmd migrate -vc FQDN_of_the_vCenter_Server -srm FQDN_of_Site_Recovery_Manager -u [email protected]
    3. (オプション) 外部 vCenter Server を使用する Platform Services Controller インスタンスの場合は、次のコマンドを実行します。./migrate-sppg -cmd migrate -vc FQDN_of_the_vCenter_Server -psc FQDN_of_Platform_Services_Controller -srm FQDN_of_Site_Recovery_Manager
  3. 証明書の SHA2 サムプリントを受け入れ、必要な認証情報を指定します。
  4. エラーがない場合に保護グループの移行を続行することを確認します。
  5. 関連するリカバリ プランを再構成することを確認します。
    注: このツールは、すべての SPPG が正常に移行された場合にのみ、リカバリ プランを移行します。

結果

SPPG は、通常のアレイベースのレプリケーション保護グループに移行されます。
注: 保護対象外のレプリカ仮想マシンが含まれているストレージ ポリシー保護グループを移行すると、SPPG は通常のアレイベースのレプリケーション保護グループに正常に移行されますが、保護対象外のレプリカ仮想マシンは保護対象でない仮想マシンに移行されます。この仮想マシンは手動で保護するか、保護グループから削除する必要があります。