複数の仮想マシンの保護を構成した場合、プレースホルダの作成エラーにより構成が失敗します。

問題

同時に多数の仮想マシンの保護を構成すると、次のプレースホルダ作成タイムアウト エラーまたはプレースホルダ作成命名エラーにより失敗します。

  • プレースホルダ仮想マシン作成エラー: 操作がタイムアウトしました: 300 秒
  • プレースホルダ仮想マシン作成エラー:「placeholder_name」という名前はすでに存在しています

この問題は、次のようないくつかの方法で保護を構成したときに発生します。

  • 多数の仮想マシンが含まれる 1 つ以上のデータストアを含む保護グループを作成する。
  • 多数の仮想マシンの Site Recovery Manager インターフェイスで [保護グループ] > [仮想マシン] > [すべてリストア] オプションを使用する。
  • Site Recovery Manager API を使用して多数の仮想マシンを手動で保護する。

原因

リカバリ サイトのインフラストラクチャが、プレースホルダ仮想マシンの同時作成量を処理できません。

解決方法

replication.placeholderVmCreationTimeout 設定をデフォルトの 300 秒より大きい値に変更します。レプリケーション設定の変更を参照してください。

この設定の変更後に Site Recovery Manager Server を再起動する必要はありません。Site Recovery Manager によって、仮想マシンの保護を次回構成したときに設定が適用されます。