インベントリ マッピングは、リカバリ サイトのインベントリにデフォルト オブジェクトを提供し、リカバリの実行時に、リカバリされる仮想マシンによって使用されます。
アレイベースの保護、Virtual Volumes 保護、および vSphere Replication 保護で、保護グループの作成前にサイト全体のインベントリ マッピングを構成する場合は、保護グループの作成時に各仮想マシンで個別に保護を構成する必要はありません。Site Recovery Manager は、保護グループの作成時に、アレイベース レプリケーション保護グループ、Virtual Volumes 保護グループ、または vSphere Replication 保護グループ内のすべての仮想マシンにサイト全体のマッピングを適用します。新しいサイト全体のマッピングを作成すると、Site Recovery Manager は新しいサイト全体のマッピングに関連するすべての保護済み仮想マシンの保護を更新します。
手順
- vSphere Client で、 の順にクリックします。
- [Site Recovery] ホーム タブでサイトのペアを選択して、[詳細表示] をクリックします。
- [サイト ペア] タブで [構成] を展開し、構成するリソースの種類を選択します。
オプション |
操作 |
ネットワークのマッピング |
保護サイトのネットワークをリカバリ サイトのネットワークにマッピングします。 |
フォルダ マッピング |
保護サイトのデータセンターまたは仮想マシンのフォルダを、リカバリ サイトのデータセンターまたは仮想マシンのフォルダにマッピングします。 |
リソース マッピング |
保護サイトのリソース プール、スタンドアロン ホスト、vApp、またはクラスタを、リカバリ サイトのリソース プール、スタンドアロン ホスト、vApp、またはクラスタにマッピングします。一方のサイトの任意のタイプのリソースを、他方のサイトの任意のタイプのリソースにマッピングできます。
注: クラスタの一部である個々のホストを他のリソース オブジェクトにマッピングすることはできません。
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- [新規] をクリックして新しいマッピングを作成します。
- マッピングの作成を自動で行うか、手動で行うかを選択して、[次へ] をクリックします。
この手順は、ネットワーク マッピングとフォルダ マッピングにのみ当てはまります。自動マッピングはネットワークとフォルダ マッピングのみに使用できます。リソース マッピングの構成は手動で行う必要があります。
オプション |
説明 |
自動 |
Site Recovery Manager により、自動的に保護サイトのネットワークとフォルダが同一の名前を持つリカバリ サイトのネットワークとフォルダにマッピングされます。 |
手動 |
保護サイトの特定のネットワークとフォルダをリカバリ サイトの特定のネットワーク、フォルダおよびリソースにマッピングします。 |
- 保護サイトの項目を選択し、リカバリ サイトの項目へマッピングします。
- 自動マッピングを選択した場合は、左側のインベントリ項目を展開してローカル サイト(データセンターやフォルダなど)の親ノードを選択し、右側のインベントリ項目を展開してリモート サイトの親ノードを選択します。
- 手動マッピングを選択した場合、左のインベントリ項目を展開し、ローカル サイトの特定のオブジェクトを選択し、次に右のインベントリ項目を展開し、このオブジェクトをマッピングするリモート サイトのオブジェクトを選択します。
手動マッピングを選択する場合、ローカル サイトの複数項目をリモート サイトの単一項目へマッピングできます。リモート サイトでは一度に 1 つの項目のみを選択できます。
- [マッピングの追加] をクリックします。
マッピングは、ページ下に表示されます。自動マッピングを選択した場合、
Site Recovery Manager により、保護サイトで選択したノード下のすべての項目が、リカバリ サイトで選択したノード下の同一の名前を持つ項目に自動的にマッピングされます。
- [次へ] をクリックします。
- (オプション) [逆方向のマッピングを準備] ページでマッピングのチェック ボックスを選択します。
このオプションを選択すると、リモート サイトの項目からローカル サイトの項目に、対応するマッピングが作成されます。双方向の保護を確立し、再保護操作を実行するには、逆方向のマッピングが必要です。複数のマッピングがリモート サイト上に同じターゲットを持つ場合、このオプションは選択できません。
- (オプション) ネットワーク マッピングを構成している場合は、[テスト ネットワーク] ページで [変更] をクリックし、[テスト ネットワークの編集] ページでリカバリ プランのテスト時に使用するネットワークを選択します。
Site Recovery Manager を構成して、リカバリ プランのテスト用に、分離されたネットワークをリカバリ サイト上に作成することができます。分離されたテスト ネットワークを作成することで、リカバリ サイト上の本番ネットワークにトラフィックを追加せずにテストを進めることが可能になります。
- [分離されたネットワーク(自動作成)] を選択して、リカバリ サイト上に、テストに使用するための分離されたネットワークを自動的に作成します。これはデフォルトのオプションです。
- リカバリ サイトの特定のネットワークとして選択してテストに使用します。
- [終了] をクリックして、マッピングを作成します。
- 手順 3 から 手順 11 を繰り返して、残りのリソース タイプのマッピングを確立します。