保護された仮想マシンのリカバリ設定に IP カスタマイズ ルールを適用できます。

IP カスタマイズ ルールを適用する場合は、各ネットワーク マッピングにサブネット IP マッピング ルールを指定します。

詳細設定オプション recovery.useIpMapperAutomatically を True に設定し、仮想ネットワークの IP マッピング ルールを構成した場合、Site Recovery Manager はリカバリ時に仮想マシンをカスタマイズするサブネット IP マッピング ルールを評価します。このオプションを False に設定すると、Site Recovery Manager はリカバリ時に IP マッピング ルールを評価しません。[IP カスタマイズ] オプションを使用すると、各仮想マシンのこのオプションの効果をオーバーライドすることができます。

recovery.useIpMapperAutomatically のデフォルト オプションは True です。Auto に設定すると、Site Recovery Manager は IP カスタマイズ ルールを使用して仮想マシンをカスタマイズします。

前提条件

Site Recovery Manager が IP カスタマイズをサポートしているゲスト OS のリストについては、https://docs.vmware.com/jp/Site-Recovery-Manager/8.7/rn/compatibility-matrices-for-vmware-site-recovery-manager-87/index.htmlに掲載されている「Site Recovery Manager 8.7 互換性マトリックス」を参照してください。

手順

  1. vSphere Client で、[Site Recovery] > [Site Recovery を開く] の順にクリックします。
  2. [Site Recovery] ホーム タブでサイトのペアを選択して、[詳細表示] をクリックします。
  3. [リカバリ プラン] タブを選択し、リカバリ プランをクリックして、[仮想マシン] を選択します。
  4. 仮想マシンを右クリックして、[リカバリの構成] をクリックします。
  5. [IP カスタマイズ] モード リストから [該当する場合、IP カスタマイズ ルールを使用する] を選択して [OK] をクリックします。
    オプション 説明
    自動 recovery.useIpMapperAutomatically の詳細設定によって異なります。

    仮想ネットワークの IP マッピング ルールを構成し、recovery.useIpMapperAutomatically を True に設定した場合、Site Recovery Manager はリカバリ時に仮想マシンをカスタマイズするサブネット IP マッピングルールを評価します。

    recovery.useIpMapperAutomatically を False に設定すると、Site Recovery Manager はリカバリ時に IP マッピング ルールを評価しません。

    [該当する場合、IP アドレスのカスタマイズ ルールを使用する] 自動オプションの効果をオーバーライドします。仮想ネットワークの IP マッピング ルールを構成した場合は、リカバリ時に Site Recovery Manager によって仮想マシンがカスタマイズされます。
    手動の IP アドレス カスタマイズ 自動オプションの効果をオーバーライドします。仮想マシンごとに新しいリカバリ IP アドレスを手動で設定する必要があります。
    IP アドレスのカスタマイズは行わない 自動オプションの効果をオーバーライドします。リカバリ仮想マシンの IP アドレスに変更はありません。