個々の仮想マシンの IP 設定は、保護サイトとリカバリ サイトの両方で手動でカスタマイズできます。

手順

  1. vSphere Client で、[Site Recovery] > [Site Recovery を開く] の順にクリックします。
  2. [Site Recovery] ホーム タブでサイトのペアを選択して、[詳細表示] をクリックします。
  3. [リカバリ プラン] タブをクリックし、リカバリ プランをクリックして、[仮想マシン] をクリックします。
  4. 仮想マシンを右クリックして、[リカバリの構成] をクリックします。
  5. [IP カスタマイズ] タブをクリックして、ドロップダウン メニューから [手動の IP カスタマイズ] を選択します。
  6. IP 設定を変更する NIC を選択します。
  7. 設定する IP アドレスのセットに応じて、保護サイトまたはリカバリ サイトに対して [構成] をクリックします。
  8. IPv4 設定を行うには、[IPv4] タブをクリックします。
    • DHCP を選択するか、固定アドレスの場合、IP アドレス、サブネット情報、およびゲートウェイ サーバのアドレスを入力します。
    • 仮想マシンがパワーオンされていて、VMware Tools がインストールされている場合は、[取得] をクリックして、仮想マシンに構成されている現在の設定をインポートできます。
  9. IPv6 設定を行うには、[IPv6] タブをクリックします。
    • DHCP を選択するか、固定アドレスの場合、IP アドレス、サブネット情報、およびゲートウェイ サーバのアドレスを入力します。
    • 仮想マシンがパワーオンされていて、VMware Tools がインストールされている場合は、[取得] をクリックして、仮想マシンに構成されている現在の設定をインポートできます。
  10. DNS 設定を行うには、[DNS] タブをクリックします。
    • 表 1. DNS 設定
      設定 オプション
      DNS サーバ
      DNS サーバの検出方法を選択します。
      • DHCP を使用して DNS アドレスを自動的に取得します。
      • 優先 DNS サーバおよび代替 DNS サーバを指定します。
      DNS サフィックス

      DNS サフィックスを入力して [追加] をクリックするか、既存の DNS サフィックスを選択して [削除][上へ移動]、または [下へ移動] をクリックします。

    • 仮想マシンがパワーオンされていて、VMware Tools がインストールされている場合は、[取得] をクリックして、仮想マシンに構成されている現在の設定をインポートできます。
  11. (必須) [WINS] タブをクリックして、プライマリ WINS アドレスとセカンダリ WINS アドレスを入力します。
    WINS タブは、Windows 仮想マシンの DHCP または IPv4 アドレスを構成する場合にのみ使用できます。
  12. 手順 7から手順 10を繰り返し、必要に応じてリカバリ サイトまたは保護サイトの設定を行います。
  13. 必要に応じて、他の NIC に対する構成プロセスを繰り返します。

結果

リカバリ サイトの設定はリカバリ中に適用されます。保護サイトの設定はフェイルバック中に適用されます。
注: 手動で IP カスタマイズを定義した仮想マシンは、リカバリ中の IP マッピング ルールの評価の対象ではありません。手動で指定した IP アドレス設定は IP アドレス マッピング ルールよりも優先されます。