Site Recovery Manager アプライアンスをデプロイすると、Site Recovery Manager によってインストール プロセス中に vPostgres データベースが作成されます。
組み込み vPostgres データベースは、PostgreSQL コマンドを使用してバックアップしたり、リストアしたりできます。Site Recovery Manager の更新またはアップグレードの前に必ず Site Recovery Manager データベースをバックアップしてください。Site Recovery Manager を登録解除後に再インストールして前のインストールのデータを保持したり、Site Recovery Manager Server を別のホスト マシンに移行したり、データベースが破損したイベントでデータベースをクリーンな状態に戻したりする必要がある場合には、組み込み vPostgres データベースのバックアップとリストアが必要になることがあります。
手順
- 管理者として Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスにログインします。
- Site Recovery Manager Appliance 管理インターフェイスで、[サービス] をクリックし、Site Recovery Manager サービスを停止します。
- Site Recovery Manager ホスト マシンにログインします。
- pg_dump コマンドを使用して組み込み vPostgres データベースのバックアップを作成します。
/opt/vmware/vpostgres/current/bin/pg_dump -Fc --username=db_username srmdb > srm_backup_name
データベースのデフォルトのユーザー名は srmdb
です。データベース名は srmdb
で、変更できません。
- 組み込み vPostgres データベースのバックアップが必要なアクションを実行します。
たとえば、
Site Recovery Manager の更新またはアップグレード、
Site Recovery Manager のアンインストールまたは再インストール、
Site Recovery Manager Server の移行を実行します。
- (オプション) pg_restore コマンドを使用して、手順 4 に作成したバックアップからデータベースをリストアします。
/opt/vmware/vpostgres/current/bin/pg_restore -Fc --username=db_username --dbname=srmdb srm_backup_name
- (オプション) バックアップの作成元と同じシステムにデータベースをリストアするには、 --clean オプションを pg_restore コマンドで使用する必要があります。
/opt/vmware/vpostgres/current/bin/pg_restore --clean -Fc --username=db_username --dbname=srmdb srm_backup_name
- Site Recovery Manager サービスを開始します。