Unified Access Gateway インスタンスを Compute Engine にデプロイするには、Unified Access Gateway アプライアンス ディスク イメージを Google Cloud Platform にアップロードする必要があります。
手順
- Customer Connect ページから Unified Access Gateway の .ova イメージ ファイル(バージョン 2103 以降)をダウンロードします。
- PowerShell コマンド ウィンドウを開き、次のコマンドを実行して、前にダウンロードした .ova ファイルから .vmdk ファイルを抽出します。
- ova-filename は、Customer Connect からダウンロードされた .ova イメージ ファイルです。
- target-location は、.vmdk ファイルが抽出される場所です。
Windows Ubuntu expand-7zip ova-filename target-location
たとえば、euc-unified-access-gateway-22.12.0.0-42741890_OVF10.ova はダウンロードされたファイルです。ここで、
22-12
はバージョン番号、42741890
はビルド番号です。.vmdk ファイルを C:\temp に抽出するには、次のコマンドを実行します。expand-7zip C:\temp\euc-unified-access-gateway-22.12.0.0-42741890_OVF10.ova C:\temp\
tar -xvf ova-filename
次に例を示します。tar -xvf euc-unified-access-gateway-22.12.0.0-42741890_OVF10.ova
- 次の変数を設定します。
- $gcImageFile は、手順 2 で抽出した .vmdk ファイルのファイル名です。
- $gcImageFolder は、.vmdk ファイルのフォルダ パスです。
例:
$gcImageFolder="C:\temp" $gcImageFile="euc-unified-access-gateway-22.12.0.0-42741890-system.vmdk" $gcBucket="uag-appliance-images" $gcImageName=$gcImageFile.Replace("-system.vmdk","").Replace(".", "-") gcloud auth login gcloud config set project "my-project"
- Google Cloud ストレージ バケットを作成します。
注: 別の Google Cloud プロジェクトでホストされているコンピューティング イメージを使用して、Unified Access Gateway をデプロイすることもできます。このような場合は、 Unified Access Gateway のデプロイ時にコンピューティング イメージ名 ( $gcImageName) とホスティング プロジェクト ID を指定します。
次のコマンドを実行して、同じプロジェクトにストレージ バケットを作成します。
gsutil mb -l us-east1 gs://$gcBucket
次のコマンドを実行して、別のプロジェクトにストレージ バケットを作成します。
gsutil mb -l us-east1 gs://$gcBucket -p my-image-hosting-project
- 次のコマンドを使用して、.vmdk イメージを Google Cloud ストレージ バケットにアップロードします。
gsutil cp $gcImageFolder\$gcImageFile gs://$gcBucket
- アップロードした .vmdk から Compute Engine にアプライアンス イメージを作成します。
次のコマンドを実行して、同じプロジェクトにイメージをインポートします。
gcloud compute images import $gcImageName --source-file gs://$gcBucket/$gcImageFile --data-disk
次のコマンドを実行して、別のプロジェクトにイメージをインポートします。gcloud compute images import $gcImageName --source-file gs://$gcBucket/$gcImageFile --data-disk --project my-image-hosting-project
注: コンピューティング イメージをインポートするときに、インポート ツールによって作成された一時仮想マシンに使用するサブネットを指定できます。次の例に示すように--subnet
フラグを使用します。gcloud compute images import $gcImageName --source-file gs://$gcBucket/$gcImageFile --data-disk --subnet default
これらのコマンドに関する詳細は、 Google Cloud SDK ドキュメントを参照してください。前の手順で説明した例を考慮すると、Compute Engine で作成されたアプライアンス イメージは
euc-unified-access-gateway-22-12-0-0-42741890
で、22-12
はバージョン番号、42741890
はビルド番号です。