uagdeploygce.ps1 PowerShell コマンドを使用して、Unified Access GatewayCompute Engine にデプロイできます。このコマンドは、.ini ファイルからすべての構成設定を取得し、Unified Access Gateway のインスタンスをデプロイします。

Compute Engine 内の既存のインスタンスの名前が、 .ini ファイルの [General] セクションで指定されている名前と同じである場合、PowerShell スクリプトはデプロイ中に既存のインスタンスを削除し、同じ名前の新しい Unified Access Gateway インスタンスを作成します。この置き換えは、 Unified Access Gateway アプライアンスのアップグレード中、または更新された設定でアプライアンスを再デプロイする際に役立ちます。

手順

  1. Unified Access Gateway の [VMware ダウンロード] ページから、Windows マシンに PowerShell スクリプト uagdeploygce.ps1 および uagdeploy.psm1 をダウンロードします。
  2. PowerShell コマンド ウィンドウを起動し、ダウンロードしたスクリプトを含むフォルダにディレクトリを変更します。
  3. Unified Access GatewayCompute Engine にデプロイするには、次の手順を実行します。
    1. 新しいバージョンの Unified Access Gateway にアップグレードする場合は、.ini ファイルを編集して、imageName 設定を前のタスクのいずれかで Compute Engine にアップロードされた新しいイメージ名に更新します。
      .ini ファイル内のその他の構成パラメータはすべて同じままにする必要があります。
    2. インタラクティブ モードと非インタラクティブ モードのどちらを選択したかに応じて、次のコマンドを実行します。
      モード コマンド
      インタラクティブ
      .\uagdeploygce.ps1 <ini-filename>.ini

      <ini-filename> は、前のタスクで準備した .ini ファイルの名前です。

      例:.\uagdeploygce.ps1 uag1.ini

      uag1.ini は、前のタスクで使用したファイル名です。

      非インタラクティブ
      .\uagdeploygce.ps1 <ini-filename> <root-pwd> <admin-pwd> <ceip-yes-no>
      
      .\uagdeploygce.ps1 <ini-filename> secret <admin-pwd> yes
      
      • <ini-filename> は、前のタスクで準備した .ini ファイルの名前です。
      • コマンドに示すようにパスワードがコマンド ラインで指定されている場合は、Unified Access Gateway をデプロイした後に Clear-History PowerShell コマンドを使用します。
      • パスワードが弱い場合、デプロイは失敗します。パスワードには、「! @ # $ % * ( )」のいずれか 1 つを含める必要があります。
      uagdeploygce.ps1 コマンドを再度実行すると、以前の Unified Access Gateway インスタンスと関連リソースが削除され、同じ名前の新しい インスタンスに置き換えられます。新しい .ini ファイルには、最初の起動時に Unified Access Gateway アプライアンスを本番環境で使用できるように、必要なすべての構成パラメータが必要です。

次のタスク

Unified Access GatewayCompute Engine にデプロイし、すべての設定を適用した後、 Google CloudUnified Access Gateway アプライアンスの構成設定を適用するために使用されるメタデータを削除する必要があります。メタデータを削除するには、例に示すように次のコマンドを使用します。
$uagName=uag1
$zone=us-central1-a
$projectId=my-project
gcloud compute instances remove-metadata $uagName --zone=$zone --project $projectId --keys "user-data"