vSphere リソースのビジネス継続性およびディザスタ リカバリ ソリューションとして Site Recovery Manager を使用している場合は、SRM によってリソースがセカンダリの場所に移動された場合でも、引き続きリソースを管理するように VMware Aria Automation を構成できます。

ワークロード モビリティは現在、vSphere に展開されたリソースでサポートされています。ワークロード リソースには、仮想マシン、ディスク、および仮想マシン ネットワークが含まれます。Site Recovery Manager の制限により、First Class Disk は含まれません。

ワークロード モビリティが連携するのは、SRM のみです。SRM 以外のツールを使用してワークロードを再配置すると、VMware Aria Automation はアカウント サイトの関連付けとプロジェクト ワークロード モビリティの設定に関係なく、リソースを管理できなくなります。

リソースがプライマリ サイトからセカンダリ サイトにフェイルオーバーされると、データ収集中にセカンダリ サイトのリソースに関する情報が調整されます。調整プロセス全体が完了するまでに、いくつかの収集サイクルが必要になる場合があります。エラーが生成される場合、

開始する前に

  • プライマリ サイトとセカンダリ サイトが同じプロジェクトに属していることを確認します。
  • フェイルオーバー後にリソースを管理する方法を理解するには、次の考慮事項を確認してください。
    考慮事項 ソリューション
    リソースがプライマリ サイトからセカンダリ サイトにフェイルオーバーされると、データ収集中にセカンダリ サイトのリソースに関する情報が調整されます。調整プロセス全体が完了するまでに、いくつかの収集サイクルが必要になる場合があります。 エラーが発生した場合は、SRM ログを確認して問題を特定できます。
    新しいサイトで調整すると、ストレージ リソースはクラウド ゾーンに属さなくなります。フェイルオーバー後、新しい vCenter トポロジによっては、ストレージ割り当てが不正確になり、新しいディスクの割り当てが失敗することがあります。 なし
    ポリシーがプライマリ サイトと異なる場合は、セカンダリ サイトで一部のアクションが機能しないことがあります。

    たとえば、一部のタグが新しい vCenter データストアに存在せず、リソースの移動時に調整されない場合があります。リソースがセカンダリ サイトのデータストアに残っている場合は、新しい vCenter のタグを更新して、ポリシーのコンプライアンスに継続的に準拠させる必要があります。

    もう 1 つの解決策は、ポリシーとタグを含めてサイトをミラーリングすることです。

    マシン、ディスク、および仮想マシン ネットワークに関連するほとんどの Day 2 アクションがサポートされています。

    セカンダリ サイトでは、次の Day 2 アクションがサポートされていません。

    • 展開の更新アクションを使用する場合にネットワークを変更する。

    ディスクの追加やサイズ変更など、より多くのリソースを使用するアクションは、使用可能なリソースによって制約されます。

    Site Recovery Manager の制限により、First Class Disk はサポートされていません。 なし
    反復型開発または一般的なリソース管理の一環としてリソースを変更する前にセカンダリ サイトのリソースを再保護しなかった場合、SRM はエラーを生成し、プライマリ サイトにフェイルバックしてもリソースは移動されません。

    フェイルオーバー後、セカンダリ サイトのリソースを再保護して、SRM が変更を確実に認識するようにします。再保護により、中断を最小限に抑えながら、リソースをプライマリ サイトにフェイルバックできるようになります。

    別の解決策として、新しくプロビジョニングされたマシンを Site Recovery Manager 保護グループに追加する VMware Aria Automation Orchestrator プラグインを使用します。このプラグインのガイドは、SRM ドキュメント ページで入手できます。

    セカンダリ サイトで反復型開発を続行する場合、破棄されたリソースはリカバリできません。 セカンダリ サイトへの移動が一時的である場合は、プライマリ サイトにフェイル バックするまで破壊的なすべてのアクションを停止することを検討してください。

VMware Site Recovery Manager の構成

VMware Aria Automation で管理されているリソースが、ワークロード モビリティをサポートするように構成されていることを確認します。詳細については、Site Recovery Manager のドキュメントを参照してください。

  1. プライマリおよびセカンダリの vCenter インスタンスを特定します。
  2. リソースの保護グループを作成します。
  3. リソースのリカバリ プランを作成します。

VMware Aria Automation でのプライマリ アカウントとセカンダリ アカウントの関連付け

VMware Aria Automation で、SRM が保護グループとリカバリ プランに使用される代替クラウド アカウントを認識する必要があります。

代替アカウントは、プライマリ アカウントと同じプロジェクトに属している必要があります。

  1. Automation Assemblerで、[インフラストラクチャ] > [接続] > [クラウド アカウント] の順に選択し、プライマリ クラウド アカウントとセカンダリ クラウド アカウントが構成されていることを確認します。
  2. プライマリ アカウントを開き、[サイトの関連付け] セクションを見つけます。
  3. [追加] をクリックして、セカンダリ クラウド アカウントを選択します。
  4. プライマリ サイトへの移行をサポートするには、[双方向] トグルをオンにします。
  5. [保存] をクリックします。