Automation Orchestrator は、SNMP リスナーとして機能します。SNMP トラップ ホストを開始および停止したり、Automation Orchestrator が SNMP トラップをリッスンするポートを変更したりすることができます。

SNMP プラグインは SNMPv1 および SNMPv2c トラップをサポートします。
重要: クラスタ化された Automation Orchestrator の展開を使用する場合は、クラスタ内のすべてのノードに SNMP トラップを送信する必要があります。

トラップ ホスト管理ワークフロー

「トラップ ホスト管理」ワークフロー カテゴリには、SNMP トラップ ホストを管理できるワークフローが含まれています。

Automation Orchestrator クライアントでこれらのワークフローにアクセスするには、[ライブラリ] > [ワークフロー] に移動して、ワークフローの検索ボックスに snmp および trap_host_management タグを入力します。

ワークフロー名 説明
SNMP トラップ ポートの設定 SNMP トラップをリッスンする Automation Orchestrator のポートを設定します。
トラップ ホストの開始 Automation Orchestrator で SNMP トラップのリッスンを開始します。
トラップ ホストの停止 Automation Orchestrator で SNMP トラップのリッスンを停止します。

Automation Orchestrator Appliance への SNMP トラップ ポートの追加

[SNMP トラップ ポートの設定] ワークフローを実行する前に、ポートを Automation Orchestrator Appliance に追加する必要があります。

手順

  1. Automation Orchestrator Appliance のコマンド ラインに root としてログインします。
  2. SNMP トラップ ポートの変数を作成します。
    SNMP_PORT=port_value
    注: SNMP トラップ用に開いているポートは 81 ~ 32767 です。
  3. vracli network ports expose コマンドを実行します。
    vracli network ports expose --proto udp --targetPort $SNMP_PORT $SNMP_PORT vco-app
    

SNMP トラップ ポートの設定

ワークフローを実行して、Automation Orchestrator が SNMP トラップをリッスンするポートを設定することができます。

SNMP トラップのデフォルト ポートは 162 です。Linux システムでは、スーパーユーザー権限でのみ、1024 以下のポートを開くことができます。SNMP トラップ用に開いているポートは 81 ~ 32767 です。

前提条件

手順

  1. 管理者として Automation Orchestrator Client にログインします。
  2. [ライブラリ] > [ワークフロー] の順に移動し、ワークフローの検索ボックスに snmp および trap_host_management タグを入力します。
  3. [SNMP トラップ ポートの設定] ワークフローを実行します。
  4. SNMP トラップをリッスンする Automation Orchestrator のポートを入力します。
  5. [実行] をクリックします。

結果

ワークフローは、トラップ ホストを停止し、新しいポートを設定して、トラップ ホストをもう一度開始します。
注: Automation Orchestrator 環境をアップグレードする場合は、 Automation Orchestrator Appliance を実行し、 [SNMP トラップ ポートの設定] ワークフローを再度実行する必要があります。