Automation Assembler には、申請時のリソースの処理方法を調整するクラウド テンプレート設定がいくつか含まれています。

リソース フラグの設定は、リソース オブジェクト プロパティ スキーマの一部ではありません。図のように、特定のリソースのフラグ設定を、プロパティ セクションの外部に追加します。

resources:
  Cloud_Machine_1:
    type: Cloud.Machine
    preventDelete: true
    properties:
      image: coreos
      flavor: small
      attachedDisks:
        - source: '${resource.Cloud_Volume_1.id}'
  Cloud_Volume_1:
    type: Cloud.Volume
    properties:
      capacityGb: 1
リソース フラグ 説明
allocatePerInstance

true に設定すると、クラスタ内のマシンごとにリソース割り当てをカスタマイズできます。拡張性を使用している場合に、true に設定すると、複数のクラウド マシンを展開するときに、compute.allocation.pre 拡張性イベント トピックが複数回実行されます。

デフォルトは false です。クラスタ全体でリソースが均等に割り当てられるので、マシンごとに同じ構成になります。また、個々のリソースに対して Day 2 アクションを個別に実行できない場合があります。

インスタンスごとの割り当てにより、count.index は個々のマシンに対して構成を正しく適用できます。構成の例については、Automation Assembler でのマシンおよびディスクのクラスタを参照してください。

createBeforeDelete

一部の更新操作では、既存のリソースを削除してから、新しいリソースを作成する必要があります。デフォルトでは、削除が最初に行われます。このため、古いリソースが削除されたにもかかわらず、何らかの理由で新しいリソースが正常に作成されていないことがあります。

前のリソースを削除する前に、新しいリソースが正常に作成されていることを確認する必要がある場合は、このフラグを true に設定します。

createTimeout

リソースの割り当て、作成、プランの申請に関する Automation Assembler のデフォルトのタイムアウトは、2 時間 (2h) です。また、プロジェクト管理者は、これらの申請に対してカスタムのデフォルト タイムアウトを設定して、このタイムアウトをプロジェクト全体に適用できます。

このフラグを使用すると、任意のデフォルト設定をオーバーライドして、特定のリソース操作のタイムアウトを個別に設定することができます。updateTimeout および deleteTimeout も参照してください。

deleteTimeout

削除申請に対する Automation Assembler のデフォルト タイムアウトは 2 時間 (2h) です。また、プロジェクト管理者は、削除申請に対して別のデフォルト タイムアウトを設定して、このタイムアウトをプロジェクト全体に適用できます。

このフラグを使用すると、任意のデフォルト設定をオーバーライドして、特定のリソース削除操作のタイムアウトを個別に設定することができます。updateTimeout および createTimeout も参照してください。

dependsOn このフラグは、リソース間の明示的な依存関係を識別します。依存関係がある場合は、次のリソースを作成するには、その前のリソースが存在している必要があります。詳細については、Automation Assembler 内のリソース間でのバインドと依存関係の作成を参照してください。
dependsOnPreviousInstances

true に設定した場合は、クラスタ リソースを順次作成します。デフォルトは false で、クラスタ内のすべてのリソースが同時に作成されます。

たとえば、順次作成は、プライマリ ノードとセカンダリ ノードを作成する必要があるデータベース クラスタに役立ちますが、セカンダリ ノードの作成にはノードを既存のプライマリ ノードに接続する設定が必要です。

forceRecreate 一部の更新操作では、既存のリソースを削除してから、新しいリソースを作成する必要がありません。更新するときに、古いリソースを削除してから新しいリソースを作成するようにしたい場合は、この動作が更新時のデフォルトであるかどうかに関係なく、このフラグを true に設定します。
ignoreChanges

リソースのユーザーがリソースを展開された状態から変更して、再構成する場合があります。

展開の更新を実行するが、変更したリソースをクラウド テンプレートの構成で上書きしない場合は、このフラグを true に設定します。

ignorePropertiesOnUpdate

リソースのユーザーは、特定のプロパティをカスタマイズできます。これらのプロパティは、更新アクション中に、元のクラウド テンプレートの状態にリセットされる場合があります。

更新アクションによってプロパティがリセットされるのを防止するには、このフラグを true に設定します。

preventDelete 作成されたリソースが更新中に誤って削除されないようにする必要がある場合は、このフラグを true に設定します。ただし、ユーザーが展開を削除すると、リソースは削除されます。
recreatePropertiesOnUpdate

リソースのユーザーがリソースを展開された状態から変更して、プロパティを再構成する場合があります。更新中に、リソースが再作成される場合と再作成されない場合があります。再作成されないリソースは、変更状態のプロパティのままになる場合があります。

リソースとそのプロパティを再作成する場合は、更新時に再作成する動作がデフォルトであるかどうかに関係なく、このフラグを true に設定します。

updateTimeout

更新申請に対する Automation Assembler のデフォルト タイムアウトは 2 時間 (2h) です。また、プロジェクト管理者は、更新申請に対して別のデフォルト タイムアウトを設定して、このタイムアウトをプロジェクト全体に適用できます。

このフラグを使用すると、任意のデフォルト設定をオーバーライドして、特定のリソース更新操作のタイムアウトを個別に設定することができます。deleteTimeout および createTimeout も参照してください。