このダッシュボードでは、データセンター KPI メトリックおよびネットワーク KPI メトリックに基づいて、すべての Horizon VDI セッションのパフォーマンスの分布内訳がポッドとプールごとに表示されます。ここで管理者は、パフォーマンスの問題が影響を与えている関連する VDI セッションを表示すること、およびユーザーと Horizon セッションに影響を与えるパフォーマンス メトリックのアラートや KPI の内訳を表示することができます。
設計上の考慮事項
このダッシュボードは、ユーザーのパフォーマンスに影響を与える KPI やアラートを素早く特定できるように、Horizon 環境にわたる VDI セッションのパフォーマンスの全体像をポッドとプールごとに示します。
ダッシュボードの使用方法
Horizon ワールドのパフォーマンスおよび Horizon セッションのスコアボード ウィジェットを使用すると、データセンターやネットワーク プロトコルの観点から VDI セッションに影響する全体的なパフォーマンスの問題を素早く把握できます。これらのウィジェットを使用して、現在の全体的なパフォーマンスや、時間の経過に伴うパフォーマンスのトレンドを表示できます。
パフォーマンスが低下している Horizon ポッドは、ポッドのデータセンター パフォーマンス ウィジェットおよびネットワーク パフォーマンス ウィジェットのデータセンター KPI (%) およびネットワーク KPI (%) で確認できます。ダッシュボードで分布パフォーマンス バケットを選択し、使用可能なリストからポッドを選択することにより、関連するすべての KPI とアラートの分布を素早く分析し、パフォーマンスの影響をプールのデータセンター パフォーマンス ウィジェットおよびネットワーク パフォーマンス ウィジェットでプールごとに類別して、そのポッドの KPI タイプ（プロトコル、CPU、ディスク、メモリ）の内訳を示すように更新できます。
プールのパフォーマンス ウィジェットは、特定のカテゴリ、データセンター、またはネットワーク プロトコルでパフォーマンスの問題が発生している可能性がある特定のプールを取り上げるように設計されています。パフォーマンス分布バケットを選択すると、選択した範囲内にあるプールが表示されます。そこで個々のプールを選択すると、詳細に分析することができます。ダッシュボードを更新すると、トレンドが発生している KPI、アラート、および KPI の総合的な内訳（プロトコル、CPU、ディスク、メモリ）により、選択したプールの分布分析を素早く実行できます。
分析を続行するには、特定の KPI ウィジェットを選択して問題のあるセッションを特定し、VDI セッションを選択して、影響を与えているすべての KPI のクイック分析を実行します。
注意点
このダッシュボードでは、ダッシュボードの該当するセクションで分布が更新され、関連するオブジェクトの分析が示されます。
データセンター KPI (%) およびネットワーク KPI (%) は、複数のパフォーマンス メトリック（CPU、ディスク、メモリ、プロトコル）の組み合わせです。反映されるスコアには、Horizon 環境で測定されたセッションおよびパフォーマンスの問題の総数が直接影響します。
パフォーマンス KPI ウィジェットは、定義済みアラートにより症状に基づいて色を変更するように構成されており、ウィジェットを編集することで、ハードコードされた値に設定できます。
ポッドの数が 1 つまたは少数の場合は、ポッドの分布を削除してプールのパフォーマンス ウィジェットを表示することもできます。ポッドがセルフ プロバイダとなり、入力データ オブジェクトが Horizon ワールドに設定されるように構成を更新する必要があります。
