このダッシュボードは、ユーザー検索機能を備え、ユーザーの Horizon セッションに影響を与えるパフォーマンスの問題に関して根本原因の分析を迅速に実行できます。ユーザーのパフォーマンス分布と、すべての Horizon ユーザーのトップ N 分析に基づいて、パフォーマンスの問題が発生しているユーザーを迅速に特定し、パフォーマンス カテゴリ(CPU、ディスク、メモリ、プロトコル)別に KPI の内訳を把握できます。このダッシュボードでは、パフォーマンスの問題による影響を受けている関連の VDI セッションを把握すること、およびユーザーや Horizon セッションに影響を与える KPI に基づいてアラートを表示することもできます。

設計上の考慮事項

グローバル ユーザー検索機能を提供し、ユーザーのパフォーマンスに影響を与える KPI を迅速に特定します。

ダッシュボードの使用方法

  1. 検索ボックスが表示されていない場合は、Horizon ユーザー検索ウィジェットで、ウィジェットのタイトル バーにある目のアイコンをクリックします。
  2. [オブジェクト フィルタ] ボックスに、分析を実行する Active Directory ユーザー名 (Domain\username) を入力し、[Enter] キーを押します。

    ユーザーが過去 90 日以内に Horizon 環境にログインしている場合、ユーザー名がウィジェットに表示されます。

  3. Active Directory ユーザー名の横のスペースをクリックして、ウィジェットからユーザーを選択します。

    これによってダッシュボードが更新され、[オブジェクト関係] ウィジェットのユーザー オブジェクトが反映されます。

  4. [オブジェクト関係] ウィジェットで、必要なオブジェクトを選択します。

    そのユーザーに対して現在アクティブな KPI とアラートが次のウィジェットに表示されます。

    ユーザーに 1 つ以上のアクティブなセッションがある場合、[オブジェクト関係] ウィジェットで個別のセッションを選択すると、ユーザーの個々のセッションに影響する特定の KPI およびアラートを確認できます。[オブジェクト関係] ウィジェットを他の Horizon オブジェクト(プール、ファーム、ポッドなど)に対して使用して、そのオブジェクトに関連する KPI を表示することができます。

緑ではない KPI は、ユーザーおよび対応するセッションについてパフォーマンス上の問題があると見なされます。追加のパフォーマンス分析のために追加のサポート KPI が提供されますが、色のしきい値は設定されていない場合があります。

ウィジェットで使用可能なすべての KPI しきい値は、ウィジェットの編集セクションで直接調整できます。

注意点

ユーザー パフォーマンス KPI とワーストのパフォーマンスのユーザー ウィジェットを使用して、ダッシュボードの対話フローを促進することもできます。

ユーザーの KPI スコアは、パフォーマンスに影響を与える複数のメトリック(CPU、ディスク、メモリ、プロトコル)を集約した KPI です。反映されるスコアには、ユーザーが持つセッションの数、および問題が発生しているセッションの数が直接影響します。

パフォーマンス KPI ウィジェットは、定義済みアラートにより症状に基づいて色を変更するように構成されていますが、ウィジェットを編集することで、ハードコードされた値に設定できます。