履歴データのオフライン ログを VMware Aria Operations for Logs サーバにインポートするには、VMware Aria Operations for Logs Importer を実行します。

前提条件

手順

  1. 次のコマンドをコマンド プロンプトで入力し、VMware Aria Operations for Logs Importer ツールを起動します。
    /usr/bin/loginsight-importer.exe
  2. プロンプトが表示されたら、マニフェスト ファイル名を入力します。
  3. 構成パラメータを定義して [Enter] キーを押します。
    --source および --server パラメータは必須です。
    必須パラメータ 説明
    --source <path>

    サポート バンドル ディレクトリへのパス、または zip、gzip、bzip、bzip2、または tar アーカイブへのパスを指定します。この値は、bundle タグの値としてすべての送信メッセージに追加されます。

    --server <hostname> ターゲット サーバのホスト名または IP アドレスです。
    オプション 説明
    --port <port>

    接続用のポートです。設定されていない場合、SSL 以外の接続にはポート 9000 が使用され、SSL 接続にはポート 9543 が使用されます。

    --logdir <path> ログ ディレクトリへのパスを指定します。設定されていない場合、パスは、Windows では $(LOCALAPPDATA)\VMware\Log Insight Importer\log になり、Linux では ~/.loginsight-importer/log になります。
    --manifest <file-path> マニフェスト ファイル(.ini 形式)へのパスを指定します。設定されていない場合、ソース ディレクトリ内の importer.ini ファイルが使用されます。importer.ini ファイルがない場合や送信元ディレクトリ内に見つからない場合、VMware Aria Operations for Logs Importer は、デフォルトの(ハードコードされた)マニフェストを適用して、すべての .txt ファイルと .log ファイルを収集し (include=*.log*;*.txt*)、自動パーサ(タイムスタンプとキー/値ペアを抽出)を適用します。
    --no_ssl

    接続に SSL を使用しません。

    認証された接続(--honor_timestamp が使用されている場合など)では、設定しないようにします。

    --ssl_ca_path <path>

    信頼済みルート証明書バンドル ファイルへのパスです。

    --tags <tags>

    すべての送信イベントにタグを設定します。例:--tags "{ \"tag1\" : \"value1\", \"tag2\":\"value2\"}"

    注: tags オプションでは、タグ名として hostname を指定できます。コマンド ラインで指定した hostname タグの値は、 VMware Aria Operations for Logs Importer で抽出された全イベントの hostname フィールドの値として、送信マシンの FQDN の代わりに使用されます。これは、マニフェスト ファイル内の tags パラメータや、パーサによって抽出されるフィールドとは反対の働きで、これらのパラメータやフィールドでは、 hostname フィールドは無視されます。

    ファイル名またはディレクトリ名(ディレクトリ ソースの場合)のログ バンドル名は自動的に決定され、取り込み中にその特定のバンドルから抽出されたすべてのログにバンドル タグとして追加されます。このタグによって、VMware Aria Operations for Logs Importer サーバのバンドルを差別化することができます。バンドル タグは、タグをマニフェスト ファイルの同じ名前でオーバーライドします。ただし、バンドル名のタグがある場合は、コマンドライン タグによってオーバーライドすることができます。

    --username <username > 認証用のユーザー名です。--honor_timestamp が設定されている場合は必須です。
    --password <password> 認証用のパスワードです。--honor_timestamp が設定されている場合は必須です。ユーザー名とパスワードのペアにより、VMware Aria Operations for Logs サーバで許可される時間の誤差が無効になるため、過去のタイムスタンプを持ったデータのインポートが可能になります。
    --honor_timestamp
    抽出されたタイムスタンプを適用します。構成済みのパーサはログ エントリからタイムスタンプを抽出し、 --honor_timestamp が抽出されたタイムスタンプを適用します。
    • タイムスタンプが構成済みのパーサを使用して抽出された場合、イベントにはそのタイムスタンプが適用されます。
    • 抽出したタイムスタンプを持たないイベントがログ ファイル内にある場合は、同じログ ファイル内で以前のイベントから正常に抽出されたタイムスタンプが適用されます。
    • ファイル内にタイムスタンプが見つからないまたは解析されない場合には、ログ ファイルの MTIME がタイムスタンプとして適用されます。
    注: マニフェスト ファイルが指定されなかった場合、 VMware Aria Operations for Logs Importer が使用するデフォルトのハードコーディングされたマニフェストで自動ログ パーサーが有効になります。この場合、 --honor_timestamp パラメータが使用されていれば VMware Aria Operations for Logs Importer はログ エントリからタイムスタンプを抽出します。
    --debug_level <1|2> ログ ファイルの詳細度のレベルを増やします。これは、トラブルシューティングの場合にのみ変更します。通常の運用では、このフラグは使用しないようにします。
    --help ヘルプを表示して終了します。
  4. インポートが完了したら、Windows または Linux で [Ctrl+C] を押してツールを終了します。

結果

VMware Aria Operations for Logs Importer が、パラメータで指定されたディレクトリからログ エントリを抽出します。処理されたファイル数、抽出されたログ メッセージ数、送信されたログ メッセージ数、および処理時間それぞれの合計が表示されます。

次のタスク

VMware Aria Operations for Logs の [ログの確認] ページで、ビューを更新してインポートされたログ イベントの一覧を表示できます。サポート バンドルをインポートして honor_timestamp を使用した場合は、ダッシュボードにも一定期間イベントが表示されるはずです。