ユーザーにアラートを通知したり、VMware Aria Operations の外側でアラート データを取得したりできるように、送信プラグイン インスタンスを追加します。
アラート情報を複数のターゲット システムに送信する必要がある場合は、同じプラグイン タイプの 1 つ以上のインスタンスを構成できます。
自動アクション プラグインはデフォルトで有効になっています。自動アクションが停止した場合は、自動アクション プラグインをチェックして、必要に応じて有効にします。自動アクション プラグインを編集する場合、指定する必要があるのはインスタンス名だけです。
VMware Aria Operations 送信アラートの標準の E メール プラグインの追加
前提条件
アラート通知の接続アカウントとして使用できるE メール ユーザー アカウントがあることを確認します。認証を要求するには、このアカウントのパスワードも把握しておく必要があります。
手順
結果
送信 SMTP アラートに標準の E メール プラグインのインスタンスが構成され、実行されます。
次のタスク
標準の E メール プラグインを使用して、注意を要するアラートに関するメッセージをユーザーに送信する通知ルールを作成します。「ユーザー シナリオ:VMware Aria Operations の E メール アラート通知の作成」を参照してください。
VMware Aria Operations 送信アラート用のログ ファイル プラグインの追加
各 VMware Aria Operations ノード上のファイルにアラートのログを出力するように VMware Aria Operations を構成する場合は、ログ ファイル プラグインを追加します。VMware Aria Operations を複数ノード クラスタとしてインストールした場合、各ノードは監視しているオブジェクトのアラートを処理し、そのログを記録します。各ノードは、処理しているオブジェクトのアラートのログを記録します。
ログ ファイルにすべてのアラートが追加されます。他のアプリケーションを使用してログのフィルタリングや管理を実行できます。
前提条件
ターゲットの VMware Aria Operations ノードのファイル システム パスに対する書き込みアクセスがあることを確認します。
手順
結果
ログ ファイル プラグインのインスタンスが構成され、稼働状態になります。
次のタスク
プラグインが開始されると、アラートのログがファイルに記録されます。アラートが生成、更新、またはキャンセルされたときに、ログ ファイルがターゲット ディレクトリに作成されたことを確認します。
VMware Aria Operations レポート用ネットワーク共有プラグインの追加
VMware Aria Operations でレポートが共有の場所へ送られるように構成するには、ネットワーク共有プラグインを追加します。ネットワーク共有プラグインは、SMB バージョン 2.1 のみをサポートしています。
前提条件
ネットワーク共有の場所に対する読み取り、書き込み、削除の権限があることを確認します。
手順
結果
ネットワーク共有プラグインのインスタンスが構成され、実行中になります。
次のタスク
レポート スケジュールを作成し、レポートが共有フォルダに送信されるよう構成します。
ログ ファイル プラグインのサンプル出力
ログ ファイル プラグインのサンプル出力は次のとおりです。
AlertId :: 9fb52c9c-40f2-46a7-a005-01bf24ab75e6 AlertStatus :: Active AlertControlState :: Open AlertGenerateTime :: Wed May 06 06:26:05 UTC 2020 (UTC = 1588746365585) AlertUpdateTime :: Wed May 06 06:26:05 UTC 2020 (UTC = 1588746365585) AlertMessage :: 9027 AlertSummaryLink :: https://10.27.82.96/ui/index.action#/object/all/1b852a3c-bbdf-41df-a64d-b40af9673b89/alertsAndSymptoms/alerts/9fb52c9c-40f2-46a7-a005-01bf24ab75e6 AlertType :: Storage - Performance AlertCriticality :: 4 AffectedResourceId :: 1b852a3c-bbdf-41df-a64d-b40af9673b89 AffectedResourceName :: JNJ_6nodes_Large_HA_4_10.27.83.44 AffectedResourceKind :: VirtualMachine AffectedResourceParentsNames :: VM Entity Status:PoweredOn:all DistributedVirtualPortgroup:VM-Network-VLAN-820 VM Entity Status:PoweredOn:vc_evn-hs1-vc.company.com VMFolder:Discovered virtual machine HostSystem:evn1-hs1-0808.company.com AffectedResourceAdapterInstanceResourceName :: CompanyAdapter Instance:vc_evn-hs1-vc.company.com AlertOwner :: Anomalies :: VirtualMachine:JNJ_6nodes_Large_HA_4_10.27.83.44 - [virtualDisk:Aggregate of all instances|totalWriteLatency_average] - HT above 30.5647619047619 > 25 VirtualMachine:JNJ_6nodes_Large_HA_4_10.27.83.44 - [virtualDisk:Aggregate of all instances|totalWriteLatency_average] - HT above 30.5647619047619 > 15 VirtualMachine:JNJ_6nodes_Large_HA_4_10.27.83.44 - [virtualDisk:Aggregate of all instances|totalWriteLatency_average] - HT above 30.5647619047619 > 30 Health :: 4.0 Risk :: 2.0 Efficiency :: 1.0 KPIFiring :: AlertTrigger :: Resource Message Info Alarm Reason Probability Prediction Time VirtualMachine:JNJ_6nodes_Large_HA_4_10.27.83.44 HT above 30.5647619047619 > 30 HT above Unable to retrive value Unable to retrive value AlertRootCause :: null AlertRootCauseDetails :: null AlertName :: Virtual machine disk I/O write latency is high AlertDescription :: Virtual machine disk I/O write latency is high
VMware Aria Operations 送信アラートの SNMP トラップ プラグインの追加
環境内の既存の SNMP トラップ サーバにアラートを記録するように VMware Aria Operations を構成する場合、SNMP トラップ プラグインを追加します。
SNMP トラップの宛先を使って通知を定義した場合は、フィルタリングを提供できます。
前提条件
SNMP トラップ サーバが環境に構成済みであること、使用する IP アドレスまたはホスト名、ポート番号、およびコミュニティを知っていることを確認します。
手順
結果
SNMP トラップ プラグインのインスタンスが構成され、実行中になります。
次のタスク
プラグインが追加されたら、SNMP トラップを受信するための通知を構成します。
送信アラート用 Service-Now 通知プラグインの追加
Service Now のチケット発行システムを VMware Aria Operations と統合する場合に、Service-Now 通知プラグインを追加します。Service Now は、VMware Aria Operations でアラートがトリガされるたびにインシデントを作成します。
Service-Now 通知プラグインを使用すると、アラート通知を Service Now のチケット発行システムに送信してインシデントを作成することができます。インシデントには、呼び出し元、カテゴリ、サブカテゴリ、ビジネス サービス、およびアラートに関連するその他の属性などの情報が含まれます。
前提条件
Service-Now のログイン認証情報があることを確認します。
Service Now の IT インフラストラクチャ ライブラリ (ITIL) ロールが割り当てられていることを確認します。
手順
結果
Service-Now 通知プラグインのインスタンスが構成され、実行中になります。
次のタスク
プラグインが追加されたら、Service-Now のチケット発行システムでインシデントを作成するための通知を構成します。
通知 - 送信通知用の Slack プラグインの追加
Slack プラグインを追加してアラートを転送し、異なる Slack チャンネルを使用して複数の通知ルールを構成できます。Slack プラグインを使用すると、事前フォーマットされたアラートをアラート フィールドの詳細とともに受信でき、アラート リンクを使用して VMware Aria Operations 実行することで、さらにトラブルシューティングを行うことができます。
前提条件
手順
結果
Slack プラグインのインスタンスが構成され、実行中になります。
次のタスク
プラグインが追加されたら、さまざまな Slack チャンネルについて通知を構成します。
送信インスタンス用の Webhook 通知プラグインの追加
Webhook を任意のエンドポイント REST API と統合して、送信ペイロードを構成することができます。
前提条件
Webhook のログイン認証情報があることを確認します。
手順
結果
Webhook 通知プラグインのインスタンスが構成され、実行中になります。
サンプル E メール アラート
新しく作成されたアラートのサンプル メールです。
Alert Definition Name: Node is experiencing swapping due to memory pressure Alert Definition Description: Node is experiencing swapping due to memory pressure Object Name : VMware Aria Operations Node-VMwareAria Cluster Node Object Type : vC-Ops-Node Alert Impact: risk Alert State : warning Alert Type : Application Alert Sub-Type : Performance Object Health State: info Object Risk State: warning Object Efficiency State: info Control State: Open Symptoms: SYMPTOM SET - self
シンプトム名 | オブジェクト名 | オブジェクト ID | メトリック | メッセージ情報 |
---|---|---|---|---|
ノードのスワップ使用量が警告レベルです | VMware Aria Operations ノード - VMware Aria クラスタ ノード | 5050ec874a-2d7d-4e78-98b1-afb26fd67e58 | スワップ|ワークロード | 59.183 > 30.0 |
Recommendations: Notification Rule Name: rule1 Notification Rule Description: Alert ID : badc2266-935d-4fb9-8594-e2e71e4866fc VCOps Server - VMwareAriaClusterNode Alert details(link)