オブジェクトの検出では、システムの環境内のオブジェクトのデータを監視して収集できるため、VMware Aria Operations は、システムの稼働時間を維持し、仮想マシンからアプリケーション、ストレージまで、物理、仮想およびクラウド インフラストラクチャ全体にわたるすべてのシステム リソースの良好な健全性を継続するための不可欠なツールになります。
監視可能なオブジェクトの例は次のとおりです。
- vCenter Server
- 仮想マシン
- サーバ/ホスト
- コンピューティング リソース
- リソース プール
- データセンター
- ストレージ コンポーネント
- スイッチ
- ポート グループ
- データストア
アダプタ – オブジェクト検出の鍵
VMware Aria Operations は、アダプタを使用して、Management Pack の中心的コンポーネントであるオブジェクトからデータとメトリックを収集します。クラウド アカウントおよび他のアカウントを使用して、仮想環境のアダプタ インスタンスをカスタマイズできます。
VMware Aria Operations はクラウド アカウントを使用して、通信の管理、およびその他の製品、アプリケーション、機能との統合の管理を行います。
- クラウド アカウント - クラウド アダプタ インスタンスを構成し、[クラウド アカウント] ページから、クラウド環境にすでにインストールされているクラウド ソリューションのデータを収集できます。
- その他のアカウント - [その他のアカウント] ページから、ネイティブ Management Pack およびすでにインストールされているその他のソリューションの表示および構成や、アダプタ インスタンスの構成ができます。
- リポジトリ - [リポジトリ] ページで、ネイティブ Management Pack を有効または無効にしたり、他の Management Pack を追加またはアップグレードすることができます。
このスクリーンショットは、VMware Aria Operations で利用可能なソリューションのリストを示しています。アカウントを追加および構成する前に、まずソリューションを有効にする必要があります。
管理パックとアダプタの構成の詳細については、データ ソースと VMware Aria Operations の統合を参照してください。
新しいアダプタ インスタンスを作成すると、アダプタで指定されたオブジェクトからデータの検出と収集が開始され、それらの間の関係が記録されます。これにより、オブジェクトの管理を開始できます。
ワークロード管理インベントリ オブジェクト
VMware Aria Operations では、vCenter Server アダプタを使用して、次のワークロード管理オブジェクトとその子オブジェクトが検出されます。
- Tanzu Kubernetes クラスタ
- vSphere ポッド
- 名前空間
vSphere IaaS 制御プレーンで有効になっているクラスタは、スーパーバイザー クラスタと呼ばれます。Kubernetes 制御プレーンは、ハイパーバイザー レイヤー内に作成されます。このレイヤーには、ESXi 内で Kubernetes ワークロードを実行する機能を有効にする特定のオブジェクトが含まれています。スーパーバイザーが作成されると、スーパーバイザー内に vSphere 名前空間を作成できます。vSphere 名前空間により、vSphere ポッド、仮想マシン、Tanzu Kubernetes Grid クラスタを実行できるリソース境界が設定されます。
注： スーパーバイザー クラスタが複数のコンピューティング クラスタにまたがる場合は、コンピューティング クラスタ リソースごとに名前空間リソースが作成され、スーパーバイザー クラスタに関連付けられます。
vSphere Tanzu Kubernetes アーキテクチャを理解するには、https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere-with-Tanzu/index.html にある VMware vSphere with Tanzu 製品ドキュメントを参照してください。
ワークロード管理オブジェクトは、次のワークフローから除外されます。
- コンプライアンス
- 再利用
- 適正化
- ワークロード最適化
