他のオブジェクト タブに関連付けられた [サマリ] タブには、選択したオブジェクトの健全性、リスク、効率に関するバッジ アラートの概要と、現在の状態に導いたトップ アラートが表示されます。

このタブをオブジェクト、オブジェクト グループ、アプリケーションに関するアラートの概要として使用して、アラートがオブジェクトに及ぼす影響の評価や、問題のトラブルシューティングへの着手ができます。バッジ アラートの詳細については、ツール バーの右側にある [バッジ アラート] をクリックしてください。

バッジ アラートのタイプ

健全性、リスクおよび効率バッジの状態は、選択したオブジェクトに対して生成されたアラートの数量および重要度に応じます。

  • 健全性アラートは、環境の健全性に影響するため即座の対応を必要とする問題を示し、顧客への影響を防ぎます。
  • リスク アラートは、緊急の脅威ではありませんが、すぐに対処する必要のある問題を示します。
  • 効率アラートは、パフォーマンスを向上したり、リソースを解放できる箇所を示します。

オブジェクトまたはオブジェクト グループに関するアラート

1 つのオブジェクトのトップ アラートは、そのオブジェクトに対して生成されたアラートです。子のトップ アラートは、現在選択されているナビゲーション階層内のすべての子または他の子孫オブジェクトに対して生成されたアラートです。たとえば、vSphere ホストやクラスタのナビゲーション階層に属するホスト オブジェクトを扱っている場合、子には仮想マシンやデータストアが含まれることがあります。

オブジェクト グループには、ホストなどの 1 つのオブジェクト タイプが含まれている場合もあれば、ホスト、仮想マシン、およびデータストアなどの、複数のオブジェクト タイプが含まれている場合もあります。オブジェクト グループを扱っている場合、すべてのグループ メンバー オブジェクトは、グループ コンテナの子です。メンバー オブジェクトについて生成されるクリティカル度の最も高いアラートは、子のトップ アラートとして表示されます。

オブジェクト グループの場合、生成される可能性のあるトップ アラートは事前に定義されたグループ ポピュレーション アラートのみです。平均の健全性が、警告、緊急またはクリティカルのしきい値を上回ると、グループ ポピュレーション アラートによってすべてのグループ メンバーの健全性が検討され、このアラートがトリガされます。グループ ポピュレーション アラートが生成された場合、このアラートはバッジ スコアと色に影響します。グループ ポピュレーション アラートが生成されない場合、バッチの色は緑です。この動作は、オブジェクト グループが他のグループのコンテナであるため発生します。

[サマリ] タブおよび関連階層

[サマリ] タブでオブジェクトに対して表示されるアラートは、左側のペインにある関連階層で現在選択している階層によって異なります。

オブジェクトの [サマリ] タブには、選択した階層に応じて異なるアラートおよび関係が表示されます。中央のペインのタイトル バーには現在フォーカスのあるオブジェクトの名前が表示されますが、子のアラートは、左上のペインの [関連する階層] リストで強調表示されている階層で定義されている関係に依存します。たとえば、vSphere ホストおよびクラスタ階層に属する仮想マシンに関連するホスト オブジェクトを扱っている場合、通常、子には仮想マシンやデータストアが含まれます。しかし、この同じホストがオブジェクト グループのメンバーである場合は、このホストを扱っているときに、そのグループの別のメンバーである仮想マシンに対するアラートが表示されません。アラートが表示されないのは、これらのホストと仮想マシンが、いずれもグループの子であり、互いにピアの関係にあると見なされるからです。この例では、[サマリ] タブのフォーカスは、vSphere ホストおよびクラスタではなく、グループのホストです。

[サマリ] タブの評価方法

[サマリ] タブで次の方法の 1 つ以上を使用して、 オブジェクトの状態の評価を開始できます。

  • オブジェクトまたはオブジェクト グループを選択し、[サマリ] タブでアラートをクリックして、アラートが示す問題を解決します。
  • オブジェクトを選択し、[サマリ] > [アラート] タブでアラートを確認します。次に、他のオブジェクトを選択し、異なるオブジェクトについて生成されたアラートのボリュームやタイプを比較します。