Carbon Black Cloud Workload と NSX-T の統合では、NSX-T 分散ファイアウォール (DFW) ポリシーおよび関連するタグを使用して、ネットワーク修正を調整します。Carbon Black Cloud WorkloadNSX Manager に登録したら、新しく作成した NSX ポリシーを使用して、Carbon Black Cloud コンソール内の仮想マシン ワークロードを修正したり、すでに適用されている NSX ポリシー タグを特定の仮想マシン ワークロードから削除したりできます。

Carbon Black Cloud が特定の仮想マシン ワークロードに対するアラートを生成したら、 [Inventory (インベントリ)] > [VM Workloads (仮想マシン ワークロード)] ページ、または [Alerts (アラート)] ページから、そのワークロードの NSX 修正をトリガできます。この手順では、 [Alerts (アラート)] ページ内のフローについて説明します。
注:

1 つの仮想マシン ワークロードに適用できる NSX タグは 1 つのみです。新しいタグでタグを更新する場合は、既存のタグを削除する必要があります。次に、NSX 修正を実行して新しいタグを適用します。

前提条件

  • 仮想マシン ワークロードは、NSX に登録され、アクティブな NSX 接続を持つ Carbon Black Cloud Workload アプライアンスに関連付けられている必要があります。アプライアンスを NSX に登録する方法については、「VMware Carbon Black Cloud Workload ガイド」を参照してください。
  • 仮想マシン ワークロードには、次のバージョンの Carbon Black センサー がインストールされている必要があります。
    • Windows の場合 - 3.6 以降
    • Linux の場合 - 2.9 以降
  • [NSX タグを適用]オプションを使用できるようにするには、仮想マシン ワークロードが NSX N-VDS (不透明ネットワーク) 上にある必要があります。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで [Alert (アラート)] を選択し侵害された仮想マシン ワークロードのアラートを見つけます。
  2. アラート行をダブルクリックするか、[>] アイコンを選択して、詳細ペインで[修正]セクションを見つけます。
  3. 修正をトリガするには、[Apply NSX Tag (NSX タグを適用)] をクリックします。
  4. ドロップダウン メニューから、仮想マシン ワークロードに適用する NSX DFW タグと関連ポリシーを選択します。
    オプション 説明

    CB-NSX-Quarantine

    このポリシーを使用すると、事前登録されたタグに関連付けられている仮想マシン ワークロードがネットワークから隔離されます。これは、NSX 管理者向けの読み取り専用ポリシーです。このポリシーでは、次のネットワーク フローのみが許可されます。
    • IP アドレスの DHCP と名前解決のための DNS トラフィック。
    • Carbon Black Cloud への接続を維持するためにセンサーが必要とする FQDN のリストへの HTTPS トラフィック。仮想マシンでは、ポリシー定義の FQDN で指定されたインターネット接続が制限されています。

    CB-NSX-Isolate

    このポリシーを使用すると、事前登録されたタグに関連付けられている仮想マシン ワークロードは、ネットワークから完全に隔離されます。これは、NSX 管理者向けの読み取り専用ポリシーです。

    CB-NSX-Custom

    このポリシーは完全にカスタマイズ可能です。このポリシーを適用することで、NSX 管理者は仮想マシン ワークロードに対して任意のルールを適用できます。そのため、上級ユーザーはカスタム セキュリティ姿勢を作成できます。

    DFW ポリシーが適用されると、NSX タグによってワークロードが制限されていることを示すステータス アイコンが表示されます。

次のタスク

1 つ以上のワークロードがすでに修正されている場合は、[Remove NSX Tags (NSX タグを削除)] を選択してタグを削除できます。