すべての Carbon Black Cloud ユーザーにロールが割り当てられます。ユーザー ロールには、使用可能なビューとアクションを指定するさまざまな権限セットが含まれています。

ユーザー ロールには、Carbon Black Cloud が提供する事前定義済みの組み込みロールと、ユーザーが作成するカスタム ロールの 2 種類があります。このセクションでは、これらのロールとその管理方法について説明します。

注: ユーザー管理 API を使用してロールを管理することもできます。

事前定義済みの組み込みロール

Carbon Black Cloud コンソールにはユーザーに割り当てる次の事前定義済み組み込みロールがあります。

注: Kubernetes ロールのリストと説明については、 コンテナのロールの使用と作成 を参照してください。
ロール 説明
すべて表示 ページを表示し、データをエクスポートし、メモとタグを追加します。このロールは、新規ユーザーまたは監督的な立場のユーザーに適しています。

権限には以下が含まれます。

  • ダッシュボード データの表示
  • アラートの調査と分析の表示
  • エンドポイント、ワークロード、ポリシー、レピュテーションの表示
レベル 1 のアナリスト アラートをトリアージし、アセットを隔離または隔離解除します。

権限には以下が含まれます。

  • デバイスの表示および隔離
  • アラートの分析および解除
  • 決定フィードバックの提供
注: 決定フィードバックの提供は、 VMware Carbon Black XDR および Carbon Black Cloud Enterprise EDR ユーザーのみが使用できます。
レベル 2 のアナリスト Live Response セッションを開始して、ファイルとレジストリ エントリに変更を加えます。

ユーザーは Live Response、ファイルの削除、および隔離によってエンドポイントまたはワークロードに変更を加えることもできます。

権限には、[アナリスト 1] のすべての権限に加え以下が含まれます。

  • バックグラウンド スキャンの管理
  • エンドポイントまたはワークロードからハッシュを削除
レベル 3 のアナリスト アプリケーションと証明書を管理し、プロセスの実行、メモリ ダンプ、エンドポイントからの削除など、すべての Live Response 機能を使用します。

権限には、[アナリスト 2] のすべての権限に加え以下が含まれます。

  • Live Query のアクセス
  • Live Response のアクセス
  • アプリケーションの承認/禁止
  • 信頼済み証明書の管理
システム管理者

ユーザーは、ユーザーの追加、センサーの管理、バイパスの有効化を含む、毎日の管理アクティビティを担当します。このロールのユーザーは、グローバル設定を変更したり、ファイルを削除したり、Live Response を使用したりすることはできません。

スーパー管理者

ユーザーには、コンソールの設定と構成、Live Response、ポリシーの管理、API キー、センサー グループ ルールなど、すべての権限があります。

表 1. 組み込みのレガシー ロール
ロール 説明
表示のみ - レガシー 表示のみはアクションを実行できません。
Live Response 管理者 - レガシー Live Response 管理者。完全な管理者権限です。アラート発生時に表示およびアクションが実行でき、Live Response を使用してエンドポイントまたはワークロードで問題を修正できます。
管理者 - レガシー 完全な管理者権限です。アラート発生時に表示およびアクションが実行でき、Live Response を使用してエンドポイントまたはワークロードで問題を修正できます。
注: レガシー ロールは現在使用できますが、最終的には段階的に廃止されます。

カスタム ロール

事前定義済みの組み込みロールが要件を満たしていない場合は、カスタム ロールを作成し、それらのロールの特定の権限を定義できます。カスタム ロールの追加 を参照してください