障害が発生した Tunnel Appliance を交換またはリストアするには、パワーオフし、アプライアンスの新しいインスタンスをデプロイして、新しいアプライアンスへのトンネリングを有効にします。

VMware Cloud Director Availability 4.1 以降がデプロイされ、 Tunnel Appliance のバックアップが存在する場合は、以下の手順ではなく、 クラウドでのアプライアンスのリストア の手順に従ってください。 VMware Cloud Director Availability 4.1 以降でバックアップを生成するには、 クラウド内のすべてのアプライアンスのバックアップを参照してください。

前提条件

  • VMware Cloud Director Availability がクラウド サイトにデプロイされていることを確認します。
  • 既存の Tunnel Appliance がパワーオフされているか、ポート グループから切断されていることを確認します。

手順

  1. 新しい Tunnel Appliance をデプロイします。
    1. 元の Tunnel Appliance と同じホスト名、IP アドレス、および残りの設定を使用します。
    2. 新しい Tunnel Appliance をパワーオンします。
  2. Tunnel Service 管理インターフェイスにログインします。
    1. Web ブラウザで、https://Tunnel-IP-or-FQDN:8442 に移動します。
    2. [Appliance ログイン] を選択し、OVA のデプロイ中に設定した root ユーザー パスワードを入力します。
    3. [ログイン] をクリックします。
  3. アプライアンスに初めてログインする場合、root ユーザーの初期パスワードを変更する必要があります。
    1. OVA のデプロイ中に設定した root ユーザーの初期パスワードを入力します。
    2. 新しいパスワードを入力して確認します。
      入力するパスワードは、8 文字以上のセキュアなパスワードにする必要があり、次の文字で構成されている必要があります。
      • 1 文字以上の小文字。
      • 1 文字以上の大文字。
      • 1 文字以上の数字。
      • 1 文字以上の特殊文字( & # % など)。
    3. [適用] をクリックします。
      [はじめに] タブが開きます。
  4. (オプション) vCenter Single Sign-On 認証情報を使用して Tunnel Service にログインするには、新しい Tunnel AppliancevCenter Server Lookup service に登録します。
    1. [構成] 画面の [サービス エンドポイント] で、[Lookup Service のアドレス] の横にある [編集] をクリックします。
    2. [Lookup Service の詳細] ウィンドウで、[Lookup Service のアドレス] を入力します。
      Tab キーを押すと、 vCenter Server Lookup service アドレスが https://Lookup-Service-IP-Address:443/lookupservice/sdk と自動入力されます。
    3. [適用] をクリックします。
    4. サムプリントを確認し、vCenter Server Lookup service の証明書を受け入れます。
  5. Cloud Director Replication Management Appliance の管理インターフェイスにログインします。
    1. Web ブラウザで、https://Appliance-IP-Address/ui/admin に移動します。
    2. [Appliance ログイン] または [SSO ログイン] を選択し、root または single sign-on ユーザー認証情報を入力します。
    3. [ログイン] をクリックします。
  6. 新しい Tunnel Appliance へのトンネリングを有効にします。
    1. 左側のペインの [構成][設定] をクリックします。
    2. [サービス エンドポイント] で、[Tunnel Service アドレス] の横にある [編集] をクリックします。
    3. [Tunnel Service 設定] ウィンドウで、root ユーザー パスワードを入力します。
      [Tunnel Service エンドポイントのアドレス] はすでに入力されており、 [Appliance ユーザー]root に設定されています。
    4. [適用] をクリックします。
    5. サムプリントを確認し、Tunnel Service の証明書を受け入れます。

結果

新しい Tunnel Appliance は、VMware Cloud Director Availability サービス通信のトンネリングを開始します。

  • ペアリングされたクラウド サイトの場合、追加の操作を実行する必要はありません。数分後に、ペアリングによって緑色のステータスが報告され、RPO に従ってレプリケーションが続行されます。
  • ペアリングされたオンプレミス サイトの場合、Cloud Service は、オンプレミスから受信およびオンプレミスへ送信されるすべてのペアリングについて赤色のステータスを報告します。ペアリングされた On-Premises to Cloud Director Replication Appliance インスタンスは、クラウドへのペアリングについて緑色のステータスを報告し続け、オンプレミスからクラウドへのレプリケーションは RPO に従って続行されます。クラウドからオンプレミスへのレプリケーションをリストアするには、On-Premises to Cloud Director Replication Appliance インスタンスを再起動するか、すべてのオンプレミス サイトをクラウド サイトと再ペアリングします。

次のタスク

すべてのサービスが正常に実行されていることを確認できます。詳細については、クラウドでのアップタイム、ローカルおよびリモート接続の確認を参照してください。