ネットワーク パケットを特定のゲートウェイを介してルーティングするために、システム管理者として、VMware Cloud Director Availability アプライアンスの管理インターフェイスを使用して固定ルートを構成できます。
注: ネットワークの変更を適用すると、ネットワークが一時的に停止する可能性があります。たとえば、再構成されたネットワーク アダプタを介してアクセスすると、管理インターフェイスへのブラウザ接続が中断されます。
前提条件
VMware Cloud Director Availability 4.0 以降が正常にデプロイされていることを確認します。
手順
- VMware Cloud Director Availability Appliance の管理インターフェイスにログインします。
- Web ブラウザで、https://Appliance-IP-Address/ui/admin に移動します。
- [Appliance ログイン] を選択し、root ユーザー パスワードを入力します。
- [ログイン] をクリックします。
- 左側のペインの [構成] で [設定] をクリックします。
- [Appliance 設定] で、[ネットワーク] セクションを展開します。
アプライアンスに追加されたすべてのネットワーク アダプタを確認できます。
- ネットワーク アダプタの固定ルートを構成するには、アダプタ名の横にある [固定ルート] をクリックします。
固定ルートは、アダプタの選択した IP モードに対して保持されます。IP モードを変更すると、すべての固定ルートが削除されます。
- [固定ルート] ウィンドウで、選択したネットワーク アダプタの固定ルートを構成します。
管理インターフェイスに表示されるルートには、ルーティング テーブル全体が含まれていません。管理インターフェイスには、手動で構成されたルートのみが表示されます。
- 新しい固定ルートを追加するには、次のルートの詳細を入力し、[追加] をクリックします。
オプション |
説明 |
ターゲット |
特定の IP アドレスまたはターゲット ネットワークのサブネット全体を入力する必要があります。 |
ゲートウェイ |
トラフィックのルーティング方法を認識しているゲートウェイの IP アドレスを入力する必要があります。 |
メトリック |
低い値を入力してルートの優先順位を上げるか、高い値を入力してルートの優先順位を下げることができます。ルートの優先順位付けを回避し、デフォルト値の 0 を使用することをお勧めします。 |
- 固定ルートを削除するには、[削除] をクリックします。
固定ルート エントリを編集するには、そのエントリを削除してから再度追加する必要があります。
- ネットワークの変更を適用するには、[適用] をクリックします。
結果
VMware Cloud Director Availability アプライアンスの選択したネットワーク アダプタは、指定された固定ルートで構成されます。
次のタスク
ルートを追加するネットワーク アダプタを追加できます。詳細については、ネットワーク アダプタの追加を参照してください。