VMware Cloud Director Availability では、すべてのリモート クラウドおよびオンプレミス サイトからの受信レプリケーション トラフィックの合計にグローバル制限を設定できます。オンプレミス サイトからクラウド サイトへのレプリケーション データ トラフィックに制限を構成することもできます。ネットワーク帯域幅を調整すると、ネットワークの飽和を防ぎ、ネットワーク インフラストラクチャを共有するレプリケーション データ トラフィックによる管理接続の過負荷を回避できます。
VMware Cloud Director Availability では、ネットワーク帯域幅を指定されたメガビット/秒に調整すると、レプリケーション データ トラフィックの転送速度のみが制限されます。帯域幅調整では、データや管理トラフィックなど、他のタイプのネットワーク トラフィックの転送速度は制限されません。
クラウド サイトのグローバル帯域幅調整
グローバル帯域幅調整では、すべてのリモート クラウドまたはオンプレミス サイトからすべてのローカル Replicator Appliance インスタンスへの結合された受信レプリケーション データ トラフィックの転送速度が制限されます。このグローバル トラフィックの制限は、任意の数の Replicator Appliance インスタンスで動作します。データ接続の数や接続内のアクティビティは、帯域幅調整には影響しません。
クラウド サイトへのオンプレミス帯域幅調整
オンプレミス サイトからクラウド サイトへの送信ネットワーク帯域幅調整は、個々の On-Premises to Cloud Director Replication Appliance インスタンスに適用されます。
オンプレミス アプライアンスからクラウド サイトへのトラフィックに対する送信帯域幅調整の制限を使用してレプリケーション ポリシーを構成しても、クラウド サイトからクラウド サイトへのトラフィックには影響せず、クラウド サイトから On-Premises to Cloud Director Replication Appliance へのトラフィックにも影響しません。
帯域幅調整の制限を使用して組織のレプリケーション ポリシーを構成すると、それぞれの組織を宛先とするすべてのオンプレミス サイトのすべての On-Premises to Cloud Director Replication Appliance インスタンスからの転送速度に影響します。