VMware Cloud Director Availability および外部アクセスをデプロイして構成したら、次の手順は VMware Cloud on AWS でペアリングを確立できる場所を構成することです。ペアリングが許可されている公開 IP アドレスと、この新しいグループから サービス エンドポイント へのアクセスを許可する追加のファイアウォール ルールを使用して、追加のコンピュート グループを作成します。
VMware Cloud on AWS の VMware Cloud Director Availability とのペアリングを許可するには、次のコンピュート グループで、サービス エンドポイント インスタンスとオンプレミス アプライアンスの公開 IP アドレスを追加します。
前提条件
- ペアリングする前に、リモート Tunnel Appliance およびリモート On-Premises to Cloud Director Replication Appliance から VMware Cloud on AWS の Replicator Appliance へのネットワーク ポート 3030/TCP が許可されていることを確認します。必要なネットワーク ポートの詳細については、https://ports.vmware.com/home/VMware-Cloud-Director-Availabilityを参照してください。
- VMware Cloud on AWS の VMware Cloud Director Availability が構成されていることを確認します。詳細については、VMware Cloud on AWS での VMware Cloud Director Availability の構成を参照してください。
手順
- https://vmc.vmware.com で VMware Cloud on AWS にログインします。
- VMC コンソールの左側のペインで、[SDDC] をクリックします。
- SDDC で [詳細表示] をクリックし、[ネットワークとセキュリティ] タブをクリックします。
- VMware Cloud on AWS で サービス エンドポイント コンピュート ゲートウェイ サービスへのアクセスを許可するには、リモート サイトの IP アドレスを含むコンピュート グループを作成します。
- [ネットワークとセキュリティ] タブで、[インベントリ] セクションの左側のペインの [グループ] をクリックします。
- コンピュート グループを作成するには、[コンピュート グループ] タブで [グループの追加] をクリックし、グループ名を入力します。たとえば、「VCDA Pairing Compute Group」と入力します。
- 信頼済みサイトのメンバーをコンピュート グループに追加するには、[コンピュート メンバー] 列で [メンバーの設定] リンクをクリックします。
- [メンバーの選択] ウィンドウの [IP アドレス] タブで次のサイト メンバーの IP アドレスを入力し、[適用] をクリックします。
- VMware Cloud Director ペアリングによってバッキングされる各プライベート クラウド サイトを許可するには、プライベート クラウド サイトの Tunnel Appliance の サービス エンドポイント public-IP-address を追加します。
- 各テナントのペアリングを許可するには、すべての On-Premises to Cloud Director Replication Appliance インスタンスの public-IP-addresses を追加します。
重要: このコンピュート グループに IP アドレスを追加または削除すると、 VMware Cloud on AWS の VMware Cloud Director Availability とのペアリングを確立できるリモート クラウド サイトとオンプレミス テナントが制御されます。VMware Cloud Director Availability が別のサイトとペアリングする前に、ペアを許可するために、リモート サイトの IP アドレスを VCDA Pairing Compute Group に追加します。
- ペアリングするコンピュート グループを保存するには、[保存] をクリックします。
- ペアリングするコンピュート グループからのアクセスを許可するには、コンピュート ゲートウェイ ファイアウォール ルールを作成します。
- [ネットワークとセキュリティ] タブで、[セキュリティ] セクションの左側のペインの [ゲートウェイ ファイアウォール] をクリックします。
- [コンピュート ゲートウェイ] タブで、[ルールの追加] をクリックし、次の設定を構成します。
オプション 説明 名前 コンピュート ゲートウェイ ファイアウォール ルールの名前を入力します。たとえば、「VCDA Pairing Compute Rule」と入力します。 送信元 [送信元] 列で [任意] をクリックし、[送信元の設定] ウィンドウで [ユーザー定義グループ] を選択し、ペアリングする IP アドレスのコンピュート グループ(たとえば [VCDA Pairing Compute Group])を選択して、[適用] をクリックします。 宛先 [送信元] 列で [任意] をクリックし、[送信元の設定] ウィンドウで [ユーザー定義グループ] を選択し、Tunnel Appliance IP アドレスのコンピュート グループ(たとえば [VCDA Tunnel Compute Group])を選択して、[適用] をクリックします。 サービス [サービス] 列で [任意] をクリックし、[送信元の設定] ウィンドウで サービス エンドポイント サービス(たとえば [VCDA-Service-Endpoint TCP (送信元: 任意 | 宛先: 8048)])を選択して、[適用] をクリックします。 適用対象 すべてのアップリンク アクション 許可 デフォルトでは、新しいコンピュート ゲートウェイ ファイアウォール ルールが有効になり、ペアリングする IP アドレスのコンピュート グループからの Tunnel Appliance サービス エンドポイント アクセスが許可されます。 - 新しいコンピュート ゲートウェイ ファイアウォール ルールを公開するには、[公開] をクリックします。
新しいルールは、生成されるログ エントリで使用される整数 ID 値を受け取ります。
結果
VMware Cloud on AWS の VMware Cloud Director Availability により、VMware Cloud Director によってバッキングされたプライベート クラウド サイトの On-Premises to Cloud Director Replication Appliance インスタンスおよび VMware Cloud Director Availability インスタンスとのペアリングが可能になります。
次のタスク
- テナントは、On-Premises to Cloud Director Replication Appliance を構成してペアリングし、ワークロードを VMware Cloud on AWS に移行できるようになりました。詳細については、On-Premises to Cloud Director Replication Appliance の構成とペアリングを参照してください。
- これで、プライベート クラウド サイトをペアリングし、クラウド ワークロードを VMware Cloud on AWS に移行できるようになりました。詳細については、VMware Cloud Director クラウド サイトのペアリングを参照してください。
- VMware Cloud Director Availability のサービスの管理インターフェイスを使用して、管理操作を許可できます。詳細については、VMware Cloud on AWS での SDDC ネットワークのポスト構成を参照してください。