監査の目的で、Syslog サーバや通知用の E メール配信を使用して、VMware Cloud Director Availability が生成するイベントを監視できます。Cloud Director サイトについては、VMware Cloud Director でイベントを監視することもできます。
イベント通知配信チャネル
クラウド サイトの監査と監視を支援するため、
VMware Cloud Director Availability は、クラウド サイトに応じて次の配信チャネルを使用することで、重要なイベントに関する情報を提供します。
これらの配信チャネルはそれぞれ、配信方法に従ってフォーマットされた同じ通知情報を送信します。イベント通知の受信では、1 つ以上の配信チャネルを同時に使用できます。
クラウド サイト | Cloud Director サイト | vSphere DR および移行サイト |
---|---|---|
配信チャネル | ||
該当なし |
注: E メールで送信する場合、
[ユーザー アクティビティ] セクションのイベントは、テナントまたはアクティビティのタイプごとにバッチ処理され、60 分が経過した場合または 300 イベントに達した場合のいずれか早いタイミングで 1 つのメッセージに集約され、送信されます。
監査イベント
VMware Cloud Director Availability によるログ記録に関する ISO 27001 および PCI-DSS の監査要件:
- システムへの管理者アクセス、root アクセス、または上位権限によるあらゆるアクセスを記録します。たとえば、ユーザー X が timestamp に IP-address/FQDN からログインし、成功したことを記録します。
- あらゆるユーザーからシステムへのログイン試行の失敗をすべて記録します。たとえば、ユーザー Y が timestamp に IP-address/FQDN から行ったログイン試行が失敗したことを記録します。
- すべてのユーザーのパッシブ操作をログに記録します。たとえば、RPO コンプライアンス レポートの実行、システム タスクの確認、データ ストアの確認、システムの健全性の確認などです。
- あらゆる構成変更を記録します。これには、以下のセクションに対する作成、変更、および削除が含まれます。
- [レプリケーション] セクションのアクティビティ:
- [受信レプリケーション] - [移行]、[フェイルオーバー]、[テスト]など、ユーザーが実行したすべてのアクションを記録します。
- [リカバリ プラン] - すべてのリカバリ プラン操作を記録します。
- レプリケーション タスクの [開始/停止] イベント
- ページ上の [構成] セクションのアクティビティ:
- [設定]
- [ピア サイト]
- [ポリシー]
- [SLA プロファイル]
- [L2 ストレッチ]
- [システム] セクションのアクティビティ:
- [サポート バンドル]
- [バックアップ アーカイブ]
- システム タスクの [開始/停止] イベント
- [レポート] ページには、レポート関連のすべてのアクティビティが記録されます。
- 次のような [セッション] 関連のアクティビティ:
- ログイン
- ログアウト
- peer サイトへのログイン
- peer サイトからのログアウト
週単位のサマリ レポートのサブスクリプション
VMware Cloud Director Availability 4.6 以降では、前の週に実行されたアクティブ、新規、または削除済みの保護と移行の数を記載した週単位のサマリ メールを、プロバイダとそのテナントの両方がサブスクライブできます。
サブスクライバは、レプリケーションで何が発生しているかをログインなしで把握できます。週単位のサマリ レポート:
- クラウド サイトへの [クラシック] データ エンジンを使用して、受信レプリケーションのみをカウントします。
- アクティブな保護と移行の両方について、レポート実行時の最新状態をカウントします。
- ある週について、以下の数をカウントします。
- 実行されたフェイルオーバー
- 実行されたテスト フェイルオーバー
- 実行された移行
- 新しい保護と新しい移行
- 削除された保護と移行
詳細については、週単位のサマリ E メールの購読を参照してください。