VMware Cloud on AWS SDDC では、プロバイダとして、単一の .ova ファイルからすべてのクラウド VMware Cloud Director Availability アプライアンスをデプロイします。テナント データセンターでは、テナントとして、専用の .ova ファイルを使用して On-Premises to Cloud Director Replication Appliance をデプロイできます。
- プロバイダとして、VMware Cloud on AWS SDDC をデプロイ用に準備した後、この手順を複数回繰り返し、ダウンロードしたプロバイダの .ova ファイルを使用して、VMware Cloud Director Availability のすべてのクラウド アプライアンスをデプロイします。
- テナントとして、テナント データセンターでこの同じ手順を 1 回実行し、ダウンロードしたオンプレミスの .ova ファイルを使用して On-Premises to Cloud Director Replication Appliance をデプロイします。
前提条件
- プロバイダとして:
- VMware Cloud on AWS SDDC が VMware Cloud Director Availability デプロイ用に準備されていることを確認します。詳細については、デプロイのための VMware Cloud on AWS での SDDC の準備を参照してください。
- 使用するユーザーに OVF テンプレートをデプロイする権限があることを確認します。たとえば、必要な権限を持つデフォルトの [email protected] ユーザーを使用します。
- VMware Cloud Director Availability クラウド アプライアンスのバイナリを含む VMware-Cloud-Director-Availability-Provider-release.number.xxxxxxx-build_sha_OVF10.ova ファイルをダウンロードします。
- テナントとして、以下を実行します。
- 使用するユーザーがテナント データセンターに OVF テンプレートをデプロイするために必要な権限を持っていることを確認します。
- On-Premises to Cloud Director Replication Appliance のバイナリを含む VMware-Cloud-Director-Availability-On-Premises-release.number.xxxxxxx-build_sha_OVF10.ova ファイルをダウンロードします。
手順
- アプライアンスをデプロイするリソース プールに移動します。
- プロバイダとして、この手順を複数回繰り返し、手順 1 で作成した専用リソース プール の下に次の数のクラウド VMware Cloud Director Availability アプライアンスをデプロイします。
- 1 つ以上の Replicator Appliance インスタンス。
- 1 つの Cloud Director Replication Management Appliance。
- 1 つの Tunnel Appliance。
- テナントとして、データセンターで手順を 1 回実行し、On-Premises to Cloud Director Replication Appliance をデプロイします。
- アプライアンスをデプロイするリソース プールを右クリックします。
- ドロップダウン メニューから、[OVF テンプレートのデプロイ] を選択します。
- [OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードを完了します。
- [OVF テンプレートの選択] 画面で、.ova ファイルの場所を参照し、[次へ] クリックします。
- [名前とフォルダの選択] 画面で、アプライアンスの名前を入力し、デプロイ場所を選択して、[次へ] をクリックします。
- [コンピューティング リソースの選択] 画面で、アプライアンスを実行するためのコンピューティング リソースとしてホストまたはクラスタを選択し、[次へ] クリックします。
プロバイダとして、各アプライアンスの専用リソース プールを選択します。たとえば、
[VCDA-Resource-Pool] を選択します。
- [詳細の確認] 画面で OVF テンプレートの詳細を確認し、[次へ] をクリックします。
- [使用許諾契約書] 画面で、[すべての使用許諾契約書に同意します] チェック ボックスを選択し、[次へ]クリックします。
- プロバイダとして、[構成] 画面で各アプライアンスのアプライアンス デプロイ タイプを選択し、[次へ] クリックします。
- 1 つ以上の Replicator Appliance インスタンス。
- 1 つの Cloud Director Replication Management Appliance。
- 1 つの Tunnel Appliance。
アプライアンス デプロイ タイプの詳細については、『
Installation, Configuration, and Upgrade Guide in the Cloud Director Site』の
デプロイ要件を参照してください。
- [ストレージの選択] 画面で、[WorkloadDatastore] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [ネットワークの選択] 画面で、VMware Cloud Director Availability アプライアンスのネットワークを選択し、[次へ] をクリックします。
- プロバイダとして、VMware Cloud Director Availability アプライアンス専用の経路指定ネットワークを選択します。この専用の経路指定ネットワークの詳細については、手順 aを参照してください。
- テナントとして、ペアリングを正常に行うために、VMware Cloud on AWS SDDC にアクセスできるネットワークを選択します。
- [テンプレートのカスタマイズ] 画面で、アプライアンスのデプロイ プロパティをカスタマイズし、[次へ] をクリックします。
オプション |
説明 |
root パスワード |
アプライアンスの root ユーザーの初期パスワードを入力して確認します。その後、初めてログインするときに、この初期パスワードを変更する必要があります。 |
アドレス |
- プロバイダとして、クラウド VMware Cloud Director Availability アプライアンスの vcda-network-segment 専用の経路指定ネットワークに、IP アドレスを CIDR 表記で入力します。このネットワークの詳細については、手順 aを参照してください。
- テナントとして、テナント データセンター ネットワークに属する IP アドレスを CIDR 表記で入力します。
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ゲートウェイ |
- プロバイダとして、コンピューティング ゲートウェイを入力します。
- テナントとして、テナント データセンター ゲートウェイを入力します。
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DNS サーバ |
- プロバイダとして、SDDC のコンピューティング ゲートウェイ DNS サービスの IP アドレスを入力します。取得するには、[ネットワークとセキュリティ] タブをクリックし、左側のペインの [システム] で、[DNS] をクリックし、コンピュート ゲートウェイ DNS フォワーダ の横にある DNS サーバの IP アドレス列から IP アドレスをコピーします。
- テナントとして、テナント データセンターの DNS サーバの IP アドレスを入力します。
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NTP サーバ |
VMware Cloud Director Availability アプライアンスが使用する NTP サーバのアドレスを入力します。
- プロバイダとして、AWS インスタンスのゾーンで使用可能なタイム サーバを確認し、vCenter Server、ESXi、VMware Cloud Director、およびすべてのクラウド VMware Cloud Director Availability アプライアンスと同じ NTP サーバを使用します。
- テナントとして、vCenter Server および ESXi と同じ NTP サーバを使用します。
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- [設定内容の確認] 画面で、設定を確認し、必要に応じて [デプロイ後にパワーオン] を選択し、OVF デプロイを開始するために、[終了] をクリックします。
[最近のタスク] ペインには、OVF デプロイを初期化するための新しいタスクが表示されます。タスクが完了したら、
VMware Cloud Director Availability アプライアンス リソース プールに新しいアプライアンスが作成されます。
- デプロイ後、アプライアンスをパワーオンします。
- アプライアンスをデプロイしたリソース プールで、仮想マシンを右クリックします。
- コンテキスト メニューで、 の順に選択します。
結果
VMware Cloud Director Availability アプライアンスがデプロイされます。