VMware Cloud Director Availability では、プロバイダは、ターゲット サイトで保護されたワークロードをフェイルオーバーするためにソース サイトごと、組織または組織 VDC ごと、プロバイダ VDC ごと、またはレプリケーションごとに必要なターゲット サイト リソースを確認できます。この情報を使用すると、ディザスタ リカバリ インフラストラクチャでのオーバープロビジョニングのレベルを計算し、テナントに追加の容量を提供できます。

VMware Cloud Director Availability には、ターゲット サイトに必要なリソースが、すべての受信レプリケーションのフェイルオーバーでプロビジョニングされた CPU、メモリ、ディスク容量リソースの合計として表示されます。

前提条件

  • [ソース サイト] フィルタを選択するために、VMware Cloud Director Availability 4.4 以降がクラウド サイトにデプロイされていることを確認します。
  • プロバイダとして VMware Cloud Director Availability にアクセスできることを確認します。詳細については、VMware Cloud Director Availability Provider Portal へのアクセスを参照してください。

手順

  • このターゲット サイトにフェイルオーバーするために必要なリソースを集約して表示するには、[ダッシュボード] 画面の下部の [必要なリソース] で、1 つ以上の [ソース サイト] を選択するか、または [すべて] を選択します。
    必要なリソース
    選択したソース サイトからのすべての受信レプリケーションについて、 [必要なリソース] は次の情報を集約します。
    • 選択したソース サイトについて、上位 5 つの組織 には各組織(最大 5 つ)が表示されます。5 つを超える組織がある場合、上位 5 つの組織と、残りの組織を集約する その他 カテゴリが表示されます。
    • 表示されている各組織に対する CPUメモリ、および ディスク容量 に必要なリソース。
    • 表示された組織間で CPU、メモリ、およびディスク容量に必要なリソースの比率を集計する 3 つの円グラフ。
    注: 送信レプリケーションの場合、サイト A からサイト B への送信など、必要なリソースを表示するには、サイト B にログインし、 [ソース サイト] フィルタからサイト A を選択します。この選択は、サイト A からサイト B へのすべての受信レプリケーションをフェイルオーバーするために必要なリソースを示します。
  • 組織が必要とするリソースを表示するには、左ペインで [レポート] をクリックし、[組織リソース] タブをクリックします。
    組織リソース
    次の表に、各組織でこのサイトへのフェイルオーバーに必要なリソースを示します。組織を展開すると、組織 VDC ごとに必要なリソースも表示されます。
  • プロバイダ VDC が必要とするリソースを表示するには、左ペインで [レポート] をクリックし、[プロバイダ VDC リソース] タブをクリックします。
    プロバイダ VDC リソース
    次の表に、各プロバイダ VDC でこのサイトへのフェイルオーバーに必要なリソースを示します。画面の上部に、すべてのプロバイダ VDC から必要なリソースを組み合わせて表示できます。
  • レプリケートされたワークロードに必要なリソースを表示するには、左側のペインで、[受信レプリケーション] または [送信レプリケーション] をクリックします。次に、レプリケーションに必要なリソースを表示するには、詳細を表示 の下で [リソース] をクリックします。
    レプリケーション リソース
    レプリケーション ビューの表には、各レプリケーションのフェイルオーバーに必要な CPU、メモリ、ディスク容量リソースの列が表示されます。