VMware Cloud Director Availability には、フェイルオーバー時にプロビジョニングされたレプリケーションの、ターゲットで必要なリソースが表示されます。保護されたソース ワークロードをターゲット サイトに正常にフェイルオーバーするために必要なターゲット キャパシティとコンピューティング リソースを計算するために必要な、ターゲット リソースのターゲット組織、組織 VDC、レプリケーション、または 1 つ以上のソース レプリケーション サイトを選択します。

[必要なリソース] は次の情報を集約します。

CPU
ソース仮想マシンの vCPU 数の合計。
メモリ
ソース仮想マシンのメモリ サイズの合計。
ディスク容量
レプリケートされたディスクの容量の合計。
注: VMware Cloud Director Availability 4.3.1 以降では、vApp テンプレートのレプリケーションにはストレージ計算のみが含まれます。

必要なリソースは、テスト フェイルオーバーがなく、フェイルオーバーされていない各レプリケーションで使用できます。レプリケートされたテンプレートは、必要なリソース計算の一部ではありません。

必要なリソースに関する集約された情報は、vApp の各仮想マシン レプリケーションに必要なリソースの合計として、vApp レプリケーション レベルで使用できます。

必要なリソースは、テナントプロバイダの両方が、組織の VDC に関する見積もりを行うのに役立ちます。

  • テナントは、ターゲット クラウド サイトの任意またはすべてのソース サイトから保護されたワークロードのフェイルオーバーとパワーオンに必要なリソースを確認できます。また、VDC ごとに必要なリソースは、テナントが組織 VDC の容量を見積もり、プロビジョニングを計画するのに役立ちます。
  • プロバイダは、保護された仮想マシンのフェイルオーバーとパワーオンに必要なリソースを確認できます。
    • ターゲット組織レベルでは、組織内の各組織 VDC で必要なリソースの合計として。
    • ターゲット組織 VDC レベルでは、組織 VDC に追加の容量を提供するために各仮想マシンの組織 VDC へのレプリケーションで必要なリソースの合計として。
    • プロバイダ VDC ごとに必要なリソース、およびディザスタ リカバリ環境のオーバープロビジョニングのレベルを計算するためにプロバイダ VDC 内の各組織 VDC に必要なリソースの合計として。