VMware Cloud Director Container Service Extension を現在のマイナー バージョンから別のマイナー バージョンにアップグレードするには、Kubernetes Container Clusters ユーザー インターフェイスで マイナー バージョンのアップグレード ワークフローを使用します。

マイナー バージョンのアップグレード ワークフローにアクセスするには、サービス プロバイダとして Kubernetes Container Clusters ユーザー インターフェイスにアクセスし、[CSE 管理] > [サーバの詳細] > [サーバの更新] > [マイナー バージョンのアップグレード] の順にクリックします。

前提条件

アップグレードの前に、環境内の VMware Cloud Director Container Service Extension 構成でセットアップされた Kubernetes コンポーネントのバージョンをメモしておきます。このワークフローは Kubernetes コンポーネントを推奨バージョンに自動的に更新するため、アップグレード前に使用した Kubernetes コンポーネントのバージョンを保持する場合に必要です。

手順

  1. 既存のすべての VMware Cloud Director Container Service Extension サーバ vApp を手動で停止して削除します。詳細については、「vApp のパワーオフ」および「vApp の削除」を参照してください。
  2. 最新の VMware Cloud Director Container Service Extension サーバ OVA ファイルをダウンロードします。詳細については、OVA ファイルのダウンロードを参照してください。
  3. [前提条件の設定] 自動ワークフローを開始します。
    前提条件の手順の設定 説明
    Entitytypes の登録 VMware Cloud Director のバージョンに応じて、vcdkeconfig 1.1.0 エンティティ タイプと capvcdcluster 1.3.0 または 1.1.0 が登録されます。

    VMware Cloud Director バージョンが 10.4.2 よりも前の場合は、capvcdcluster 1.1.0 が登録されます。

    Kubernetes クラスタ権限バンドルの更新と公開 この権限バンドルに権限が追加され、権限バンドルがすべてのテナントに公開されます。この権限バンドルに含まれている権限のリストについては、「Kubernetes クラスタ権限バンドル」を参照してください。
    Kubernetes クラスタ作成者グローバル ロールの更新と公開 このグローバル ロールに権限が追加され、グローバル ロールがすべてのテナントに公開されます。このロールに含まれている権限のリストについては、「Kubernetes クラスタ作成者ロール」を参照してください。
    サーバ構成の更新 Kubernetes コンポーネントのバージョンを新しい推奨デフォルト値に自動的に更新します。
  4. (オプション) [構成パラメータの設定] ウィンドウで、既存のサーバ構成パラメータを更新し、[変更の送信] をクリックします。
    注: マイナー バージョンのアップグレード ワークフローは、Kubernetes コンポーネントのバージョンを VMware Cloud Director Container Service Extension 構成の推奨バージョンに自動的に更新します。このマイナー バージョンのアップグレード前に使用していたコンポーネント バージョンを引き続き使用する場合は、それらのバージョンを [構成パラメータの設定] 手順で指定する必要があります。
    注: フォームの以前の値にリストアするには、 [以前のバージョンにリストア] をクリックします。
  5. (オプション) エアギャップ環境を利用するためにプライベート レジストリを使用する場合は、VMware Cloud Director Container Service Extension でマイナー バージョンのアップグレードを実行する前に、VMware Cloud Director Container Service Extension のバージョンに基づいて getting-started スクリプトを使用してローカル コンテナ レジストリをセットアップする必要があります。詳細については、エアギャップ環境でのローカル コンテナ レジストリの設定を参照してください。
  6. ダウンロードした OVA を使用して新しい vApp をデプロイします。詳細については、VMware Cloud Director Container Service Extension サーバ OVA ファイルからの vApp の作成を参照してください。