オリジン間リソース共有 (CORS) は、1 つのドメインにロードされたクライアント Web アプリケーションが別のドメイン内のリソースを操作するためのメカニズムです。CORS を使用すると、VMware Cloud Director Object Storage Extension リソースへのオリジン間のアクセスを選択的に許可することができます。
VMware Cloud Director Object Storage Extension tenant portal を使用して、バケット レベルで複数の CORS ルールを定義できます。
バケット レベルの CORS ルールは、仮想ホスト形式の S3 API 要求に対してのみ有効になります。パス形式の S3 API 要求を使用してリソースにアクセスすると、グローバル CORS ルールが有効になります。
オリジン間リソース共有のルールの作成
オリジン間リソース共有 (CORS) のルール内で、許可されたリクエスト オリジン、メソッド、ヘッダー、リクエストの最大有効期間、および公開されたヘッダーを定義します。
前提条件
ユーザー ロール | 実行できること |
---|---|
組織管理者 | 組織内のユーザーが所有するバケットの CORS ルールを作成できます。 |
組織ユーザー | 自分が所有するバケットの CORS ルールを作成できます。 |
手順
- VMware Cloud Director tenant portal にログインします。
- プライマリの左側ナビゲーション パネルの [詳細] で、[オブジェクト ストレージ] を選択します。
- [バケット] ペインで、編集するバケットの名前をクリックします。
- [プロパティ] をクリックします。
- [オリジン間のリソース共有] セクションで、テキストをクリックします。
- ルールの詳細を入力します。
- ルールの ID を入力するか、[自動生成] チェック ボックスを選択します。
- 許可されたリクエスト オリジンを入力するか、[すべてのオリジン] チェック ボックスを選択します。
- 許可されたリクエスト メソッドを選択します。
- (オプション) 許可されたリクエスト ヘッダーを入力します。
- (オプション) 公開されたヘッダーを入力します。
- (オプション) リクエストに対して許可される最大期間を入力します。
- 現在のルールを保存するか、別のルールを追加します。
- ルールを保存するために、[保存] をクリックします。
- 別のルールを追加するには、[ルールの追加] をクリックして、手順 手順 6 を完了します。