ソリューション アドオンのランディング ゾーンは、ソリューション アドオンの無人インストールまたはアップグレードに必要な特定のリソースの場所をカプセル化するランタイム定義エンティティです。

ソリューション アドオンのランディング ゾーンを構成するには、ソリューション アドオンのランディング ゾーン、ソリューション アドオンがアップロードされるカタログ、および 1 つ以上の組織 VDC のリソースを提供する VMware Cloud Director 組織を選択します。

選択する組織 VDC ごとに、ソリューション アドオンに接続するネットワーク、コンピューティング ポリシー、およびストレージ ポリシーを指定する必要があります。また、各ソリューション アドオンに、機能として定義された特定の VMware Cloud Director 構成要件のセットを設定できます。

重要: ソリューション アドオン管理ユーザー インターフェイスのインストール環境を正常に保護するには、 VMware Cloud Director 10.4.1 のインストール、またはこのバージョンへのアップグレードを行う前に、パブリック アドレスが構成され、 VMware Cloud Director API への安全な接続を維持するために必要な証明書がアップロードされていることを確認します。詳細については、以下の「前提条件」セクションを参照してください。

前提条件

  • パブリック エンドポイントを使用して、新しくインストールされた、またはバージョン 10.4.1 にアップグレードされた VMware Cloud Director 環境にアクセスする場合は、次のいずれかの条件が満たされていることを確認します。
    • アップグレード前に、VMware Cloud Director API エンドポイントへの安全な接続に必要な証明書をアップロードしました。公開アドレスの構成を参照してください。
    • アップグレード前に API エンドポイント証明書をアップロードしなかった場合は、それらを構成し、ソリューション アドオン フレームワークを再インストールします。
      1. パブリック アドレスを編集し、VMware Cloud Director API エンドポイント証明書を構成します。
      2. VMware Cloud Director セルの OS に root としてログイン で接続します。
      3. 次のコマンドを実行します。
        /opt/vmware/vcloud-director/bin/cell-management-tool manage-config --name vmware.solutions.add.on.bootstrap.completed --value no
      4. 5 分後に、サービス プロバイダ管理ポータルのブラウザ ページを更新し、[詳細] をクリックして、[ソリューション アドオン管理] ボタンを確認します。
  • ソリューション アドオンのランディング ゾーンに使用する各組織 VDC に、十分なコンピューティング リソースとメモリ リソースがあることを確認します。
  • ソリューション アドオンのランディング ゾーンに使用する各組織 VDC 内の vApp のランタイム リースが [制限なし] に設定されていることを確認します。詳細については、リースについてを参照してください。
  • カタログを作成して、ソリューション アドオンの .iso ファイルを、ソリューション アドオンのランディング ゾーンに使用する各 VDC に保存します。カタログを作成するときに、[特定のストレージ ポリシーで事前プロビジョニングします] オプションをオンに切り替えて、ドロップダウン リストで使用する組織 VDC を選択します。詳細については、VMware Cloud Director テナント ガイドカタログの作成を参照してください。
  • ソリューション アドオンのランディング ゾーンに使用する各組織 VDC ネットワークから、VMware Cloud Director API のパブリック サービス プロバイダ エンドポイントにアクセスできることを確認します。
  • ソリューション アドオンのランディング ゾーンに使用する組織 VDC ネットワークごとに、固定 IP プールが構成されているか、DHCP が有効になっていることを確認します。

手順

  1. 上部ナビゲーション バーで、[詳細] > [ソリューション アドオンの管理] の順にクリックします。
  2. [構成] をクリックします。
  3. [ソリューション アドオンのランディング ゾーンについて] 画面に表示されている情報について理解し、[次へ] をクリックします。
  4. [全般設定] 画面で、ソリューションのアドオン ランディング ゾーンのリソースを提供する組織を選択します。
    重要: この選択を行った後に、変更することはできません。
  5. ドロップダウン メニューで、ソリューション アドオンの .iso ファイルを保存するカタログを選択します。
  6. ドロップダウン メニューで、ソリューション アドオンのバックエンド サービスをデプロイする組織 VDC を 1 つ以上選択し、[次へ] をクリックします。
  7. 縦方向の省略記号 () をクリックし、[構成] をクリックします。
  8. ランディング ゾーンに参加する各 VDC のソリューション アドオンに接続する組織 VDC ネットワークを選択します。
  9. (オプション) 新しいネットワークを追加するには、[ネットワークを追加] をクリックし、リストから組織 VDC ネットワークを選択します。
  10. (オプション) [コンピューティング ポリシー] タブをクリックし、ソリューション アドオンのコンピューティング ポリシーを選択します。
  11. [ストレージ ポリシー] タブをクリックし、ソリューション アドオン用のストレージ ポリシーを 1 つ以上選択します。
  12. [保存] をクリックします。
  13. [次へ] をクリックします。
  14. 設定を確認し、[完了] をクリックします。