MQTT クライアントを使用して、VMware Cloud Director のイベントおよびタスクに関するメッセージをサブスクライブすることができます。
MQTT は、軽量でバイナリ形式のメッセージ転送プロトコルです。VMware Cloud Director は MQTT を使用して、MQTT クライアントを使用してサブスクライブできるイベントおよびタスクに関する情報を公開します。MQTT メッセージは MQTT ブローカを通過しますが、クライアントがオンラインでないとき、MQTT ブローカはメッセージを保存することもできます。
VMware Cloud Director 10.2.2 以降では、MQTT クライアントを使用してメトリックにサブスクライブできます。
前提条件
- WebSocket をサポートする MQTT クライアントがあることを確認します。
- WebSocket にアップグレードされた要求にヘッダーを追加できることを確認します。
- メトリックにサブスクライブする場合は、メトリックの収集を構成し、メトリックの公開を有効にします。メトリックの収集と公開の構成を参照してください。
手順
- OpenAPI エンドポイントを使用して VMware Cloud Director にログインします。
- WebSocket 接続を確立するには、Sec-WebSocket-Protocol プロパティを
mqtt
に設定し、クライアントが /messaging/mqtt パスに接続するように設定し、認証ヘッダーを追加して、標準の MQTT 接続フローを実行します。
VMware Cloud Director に対する標準のログイン要求から JWT トークンを受け取ります。ユーザー名とパスワードは空のままにすることができます。
Sec-WebSocket-Protocol: mqtt
Authorization: Bearer {JWT_token}
- 接続が正常に確立されたら、MQTT クライアントを通じてトピックをサブスクライブします。
publish/{user_org_id}/{user_id}
publish/debd63a0-6eae-11ea-8c7b-0050561776be/d19fd8ff-6eae-11ea-bb42-0050561776c8
組織管理者は、ワイルドカードを使用してすべての組織のトピックにアクセスできます。
publish/{user_org_id}/+
システム管理者は、ワイルドカードを使用してすべてのトピックにアクセスできます。
publish/#
- (オプション) VMware Cloud Director 10.2.2 以降では、メトリックにサブスクライブします。
metrics/{org_id}/{vApp_id}
メトリックのトピックにアクセスできるのは、システム管理者のみです。