プロバイダ仮想データセンターに 1 つ以上のセカンダリ リソース プールを追加すると、プロバイダ仮想データセンターの従量課金制および割り当てプールの組織仮想データセンターを拡張できます。

複数のリソース プールでバッキングされているコンピューティング リソースは、より多くの仮想マシンに対応するよう拡張できます。

VLAN アップリンクを持つ NSX Edge をホストするために最適に設定された vSphere クラスタによってバッキングされる、リソース プールを追加できます。VMware Cloud Director では、メタデータを使用して、これらのクラスタによってバッキングされるリソース プールに組織 VDC Edge Gateway をシステム上配置する必要があることを示すことができます。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 (https://kb.vmware.com/kb/2151398) を参照してください。

前提条件

vSphere 管理者によって、プロバイダ仮想データセンターのプライマリ リソース プールをバッキングする vCenter Server インスタンスにターゲットのセカンダリ リソース プールが作成されていること。

手順

  1. 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] をクリックします。
  2. 左側のパネルで [プロバイダ VDC] を選択し、ターゲット プロバイダ仮想データセンターの名前をクリックします。
  3. [リソース プール] タブで [追加] をクリックします。
  4. 追加するリソース プールを選択し、[追加] をクリックします。

    vSphere with Tanzu を使用する場合は、スーパーバイザー クラスタを選択します。VMware Cloud Director では、スーパーバイザー クラスタによってバッキングされているリソース プールの横に、Kubernetes アイコンが表示されます。

  5. スーパーバイザー クラスタによってバッキングされているリソース プールまたはクラスタを選択する場合に、Kubernetes 制御プレーンとの信頼関係を確立するには、Kubernetes 制御プレーン証明書を信頼する必要があります。
  6. リソース プールを追加する場合は、手順 1手順 5 を繰り返します。

結果

VMware Cloud Director では、リソース プールをプロバイダ仮想データセンターで使用できるよう追加し、そのプロバイダ仮想データセンターでバッキングされる従量課金制と割り当てプールの組織仮想データセンターすべてに柔軟性を持たせます。

VMware Cloud Director は、新しいリソース プールの下に システム VDC リソース プールも追加します。このリソース プールは、NSX Edge 仮想マシンや、リンク クローンのテンプレートとして機能する仮想マシンなどのシステム リソースの作成に使用されます。

重要: システム VDC リソース プールの編集または削除を行わないでください。