VMware Cloud Director アプライアンスをバージョン 10.4.1 以降にアップグレードした後、PostgreSQL のパスワードを 14 文字以上のカスタム パスワードに手動で変更できます。

手順

  1. プライマリ アプライアンス コンソールに、root として直接ログインするか、SSH クライアントを使用して接続します。
  2. PostgreSQL データベースに切り替えます。
    su postgres
  3. PostgreSQL および vCloud データベースに接続します。
    psql
    \c vcloud
  4. データベースのパスワードを変更するには、ALTER ROLE コマンドを使用します。
    ALTER USER vcloud WITH PASSWORD '14_character_mininum_password';
  5. psql および PostgreSQL セッションを終了して、root に戻ります。
    \q
    exit
  6. データベースのユーザー名とパスワードを変更するには、プライマリ アプライアンスから次のセル管理ツール コマンドを実行します。
    /opt/vmware/vcloud-director/bin/cell-management-tool reconfigure-database -dbpassword 'same_password_used_in_ALTER_command' \
    -dbuser vcloud -private-key-path /opt/vmware/vcloud-director/id_rsa --remote-sudo-user=postgres -i $(service vmware-vcd pid cell)
    このコマンドは、クラスタ内の各アプライアンスに変更を伝達します。

次のタスク

データベース プロパティの変更の詳細については、VMware Cloud Director のデータベース接続プロパティの更新を参照してください。