VMware Cloud Director では、Edge Gateway に対して、スタティック ルーティングおよび動的ルーティングのデフォルト設定を指定できます。

注: 構成されているすべてのルーティング設定を削除するには、 [ルーティング設定] 画面の下部にある [グローバル構成をクリア] ボタンを使用します。このアクションにより、デフォルトのルーティング設定、スタティック ルート、OSPF、BGP、ルート再配分の各サブ画面で現在指定されているすべてのルーティング設定が削除されます。

手順

  1. Edge Gateway サービスを開きます。
    1. 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] タブをクリックします。
    2. 左側のパネルで [Edge Gateway] をクリックします。
    3. ターゲット Edge Gateway の名前の横にあるラジオ ボタンをクリックして、[サービス] をクリックします。
  2. [ルーティング] > [ルーティング設定] の順に選択します。
  3. この Edge ゲートウェイで等価コスト マルチパス (ECMP) ルーティングを有効にするには、[ECMP] 切り替えをオンにします。
    NSX 管理』ドキュメントで説明されているとおり、ECMP は、単一のターゲットへのネクスト ホップ パケット転送が複数のベスト パスで行われるようにするルーティング戦略です。 NSX は、これらのベスト パスの決定を、統計に基づくか、設定済みのスタティック ルートを使用するか、または OSPF や BGP などの動的ルーティング プロトコルによるメトリック計算の結果として行います。[スタティック ルート] 画面で複数のネクスト ホップを指定することで、スタティック ルートに対する複数のパスを指定できます。

    ECMP と NSX の詳細については、『NSX トラブルシューティング ガイド』のルーティングに関するトピックを参照してください。

  4. デフォルトのルーティング ゲートウェイの設定を指定します。
    1. [適用対象] ドロップ ダウン リストを使用して、ターゲット ネットワークに向かうネクスト ホップに到達できるインターフェイスを選択します。
      選択したインターフェイスの詳細を表示するには、青い情報アイコンをクリックします。
    2. ゲートウェイ IP アドレスを入力します。
    3. MTU を入力します。
    4. (オプション) オプションで、説明を入力します。
    5. [変更を保存] をクリックします。
  5. デフォルトの動的ルーティング設定を指定します。
    注: 環境で IPsec VPN を設定してある場合は、動的ルーティングを使用しないでください。
    1. ルーター ID を選択します。
      リストからルーター ID を選択するか、 [+] アイコンを使用して新しいルーター ID を入力します。このルーター ID は、動的ルーティングのためにルートをカーネルにプッシュする Edge ゲートウェイの最初のアップリンク IP アドレスになります。
    2. [ログの有効化] 切り替えをオンにし、ログ レベルを選択することにより、ログ記録を構成します。
    3. [OK] をクリックします。
  6. [変更を保存] をクリックします。

次のタスク

スタティック ルートを追加します。VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal を使用した NSX Data Center for vSphere Edge Gateway へのスタティック ルートの追加を参照してください。

ルート再配分を構成します。VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal を使用した NSX Data Center for vSphere Edge Gateway のルート再配分の構成を参照してください。