カタログにアクセスできる場合は、カタログ内の vApp テンプレートを使用して vApp を作成できます。
vApp テンプレートは、vApp の仮想マシンをカスタマイズするためのプロパティを持つ OVF ファイルに基づいて作成できます。vApp はこれらのプロパティを継承します。プロパティがユーザー構成可能な場合は、値を指定できます。
前提条件
- パブリック カタログ内の vApp テンプレートにアクセスするには、組織管理者 または vApp 作成者 であることを確認します。
- 共有されている組織カタログ内の vApp テンプレートにアクセスするには、少なくとも vApp ユーザーであることを確認します。
- ソースとターゲットの vCenter インスタンスが同じでない場合に vCenter インスタンス間の操作を有効にするには、vCenter インスタンスが VMware Cloud Director とは別に相互に信頼していることを確認します。vCenter インスタンスが信頼する証明書を表示するには、「VMware vSphere 製品ドキュメント」のvSphere Client を使用した証明書ストアの確認を参照してください。各 vCenter インスタンスが、通信対象となる他の vCenter インスタンスを信頼していることを確認します。ナレッジベースの記事 KB 89906 を参照してください。
手順
- [仮想データセンター] ダッシュボード画面で、確認する VDC のカードをクリックし、セカンダリの左側パネルから [vApp] を選択します。
- [新規] をクリックし、[カタログから vApp を追加] を選択します。
- インポートするテンプレートを選択し、[次へ] をクリックします。
- vApp の名前と、必要に応じて説明を入力します。
- vApp のランタイム リースとストレージ リースを入力し、[次へ] をクリックします。
- [ストレージ ポリシー] ドロップダウン メニューから、vApp の各仮想マシンのストレージ ポリシーを選択し、[次へ] をクリックします。
- vApp 内の仮想マシンの配置ポリシーおよびサイジング ポリシーが構成可能な場合は、ドロップダウン メニューから各仮想マシンのポリシーを選択します。
- vApp 内の仮想マシンのコンピューティング プロパティが構成可能な場合は、カスタマイズして [次へ] をクリックします。
オプション 説明 仮想 CPU vApp 内の各仮想マシンの仮想 CPU の数を入力します。 仮想マシンに割り当てることができる仮想 CPU の最大数は、ホストの論理 CPU 数、および仮想マシンにインストールされたゲスト OS の種類によって決まります。
ソケットあたりのコア数 vApp 内の各仮想マシンのソケットあたりのコア数を入力します。 コアおよびソケットごとのコアに関する、仮想 CPU の割り当て方法を構成できます。シングルコア CPU、デュアルコア CPU、トライコア CPU などを使用するかどうかにより、仮想マシンの CPU コアの数を指定してから、各ソケットに対するコアの数を選択します。
コアの数 vApp 内の各仮想マシンのコア数を表示します。 仮想 CPU の数を更新すると、数が変わります。
メモリ vApp 内の各仮想マシンのメモリを MB 単位で入力します。 この設定は、仮想マシンに割り当てられる ESXi ホスト メモリの容量を決定します。仮想ハードウェアのメモリ サイズでは、仮想マシンで実行されるアプリケーションで使用可能なメモリの容量を決定します。仮想マシンは、仮想ハードウェアのメモリ サイズとして構成されたメモリ リソース以上のメモリ リソースを利用できません。
- vApp 内の仮想マシンのハードウェア プロパティが構成可能な場合は、仮想マシンのハード ディスクのサイズをカスタマイズして、[次へ] をクリックします。
- vApp 内の仮想マシンのネットワーク プロパティが構成可能な場合は、カスタマイズして [次へ] をクリックします。
- [ネットワークの構成] 画面で、各仮想マシンを接続するネットワークを選択します。
- (オプション) チェック ボックスをオンにして詳細ネットワーク ワークフローに切り替え、vApp 内の仮想マシンについて追加のネットワーク設定を行います。
- vApp 設定を確認し、[終了] をクリックします。