このセクションには、SoS ユーティリティで使用できる特定のオプションが記載されています。

SoS ユーティリティのヘルプ オプション

これらのオプションを使用して、SoS ユーティリティ自体に関する情報を表示します。これらのオプションについては、 vcf ユーザー アカウントを使用して SDDC Manager 仮想マシンに SSH 接続し、次のコマンドを入力します。
sudo /opt/vmware/sddc-support/sos --option-name
プロンプトが表示されたら、 vcf パスワードを入力します。
オプション 説明

--help

-h

使用可能な SoS ユーティリティ オプションのサマリを提供します。

--version

-v

SoS ユーティリティのバージョン番号を提供します。

SoS ユーティリティの VMware Cloud Foundation サマリ オプション

これらのオプションを使用して、Cloud Foundation システムおよびタスクに関する情報を取得できます。これらのオプションについては、 vcf ユーザー アカウントを使用して SDDC Manager 仮想マシンに SSH 接続し、次のコマンドを入力します。
sudo /opt/vmware/sddc-support/sos --option-name
プロンプトが表示されたら、 vcf パスワードを入力します。
オプション 説明
--get-vcf-summary CEIP、ドメインとクラスタ、ホスト、ライセンス、ネットワーク プール、SDDC Manager、および VCF サービスなどの Cloud Foundation システムに関する情報を返します。
--get-vcf-services-summary SDDC Manager のアップタイムと Cloud Foundation サービス(LCM など)の開始および停止に関する情報を返します。
--get-vcf-tasks-summary タスクの作成時刻やタスクのステータスなど、Cloud Foundation のタスクに関する情報を返します。

SoS ユーティリティの一般オプション

これらは、SoS ユーティリティの一般オプションです。これらのオプションについては、 vcf ユーザー アカウントを使用して SDDC Manager 仮想マシンに SSH 接続し、次のコマンドを入力します。
sudo /opt/vmware/sddc-support/sos --option-name
プロンプトが表示されたら、 vcf パスワードを入力します。
注: ログ収集に関連する一般オプションについては、 VMware Cloud Foundation システムのログの収集 を参照してください。
オプション 説明
--configure-sftp ログの SFTP を構成します。
--debug-mode SoS ユーティリティをデバッグ モードで実行します。
--domain-name DOMAINNAME

SoS 操作を実行するワークロード ドメインの名前を指定します。

すべてのドメインで操作を実行するには、--domain-name ALL を指定します。

注:

--domain-name フラグとドメイン名を省略すると、管理ドメインのみで SoS 操作が実行されます。

--force
ワークフローの実行中に SoS 操作を実行できるようにします。
注: このオプションは使用しないことをお勧めします。
--history 直近に実行された 20 件の SoS 操作を表示します。
--ondemand-service このフラグを含めると、ドメイン内のすべての ESXi ホストでコマンドを実行できます。
注意: このオプションを使用する前に、VMware サポートにご連絡ください。
--ondemand-service JSON file path このフラグを含めると、ドメイン内のすべての ESXi ホストでコマンドを JSON 形式で実行できます。たとえば、/opt/vmware/sddc-support/<JSON ファイル名> とします。
--setup-json SETUPJSON

ログ収集用のカスタム setup-json ファイル。

SoS は、実行されている環境に基づいて自動的にインベントリを作成します。事前定義されたコンポーネント セットのログを収集する場合は、setup.json ファイルを作成し、そのファイルを入力として SoS に渡すことができます。サンプルの JSON ファイルを SDDC Manager 仮想マシン/opt/vmware/sddc-support/ ディレクトリで入手できます。
--skip-known-host-check ホストの SSL サムプリントについて指定されているチェックを既知のホストでスキップします。
--zip 出力用の圧縮された tar ファイルを作成します。

健全性チェック用の SoS ユーティリティ オプション

これらの SoS コマンドは、接続、コンピューティング、ストレージ、データベース、ドメイン、ネットワークなど、さまざまなコンポーネントやサービスの健全性ステータスのチェックに使用されます。これらのオプションについては、 vcf ユーザー アカウントを使用して SDDC Manager 仮想マシンに SSH 接続し、次のコマンドを入力します。
sudo /opt/vmware/sddc-support/sos --option-name
プロンプトが表示されたら、 vcf パスワードを入力します。

緑色のステータスは健全性が正常、黄色は注意が必要という警告、赤色(重大)はコンポーネントに緊急対応が必要ということを示します。

オプション 説明
--json-output-dir JSONDIR 健全性チェックの結果を JSON ファイルとして、指定されたディレクトリ JSONDIR に出力します。
--certificate-health

コンポーネント証明書が有効(有効期限内)であることを確認します。

--connectivity-health

接続の健全性チェックを実行して、ESXi ホスト、vCenter Server、NSX Manager、SDDC Manager など、システムのさまざまなコンポーネントを ping できるかどうかを調べます。

--composability-infra-health

コンポーザブル インフラストラクチャの API 接続の健全性チェックを実行します。コンポーザブル インフラストラクチャが存在しない場合、このフラグは無視されます。検出された場合、Redfish などのコンポーザブル インフラストラクチャ API 経由で接続ステータスが確認されます。

--compute-health

ESXi ホストのライセンス、ディスク ストレージ、ディスク パーティション、健全性ステータスなどのコンピューティングの健全性チェックを実行します。

--dns-health 正引きおよび逆引きの DNS の健全性チェックを実行します。
--general-health

ESXi のエラー ダンプを確認し、NSX Manager とクラスタのステータスを取得します。

--get-host-ips

ESXi ホストのホスト名と IP アドレスを返します。

--get-inventory-info

vCenter ServerNSX、SDDC Manager、ESXi ホストなどの Cloud Foundation コンポーネントのインベントリの詳細を返します。必要に応じて、すべての詳細を返すフラグ --domain-name ALL を追加してください。

--hardware-compatibility-report ESXi ホストおよび vSAN デバイスを検証し、互換性レポートをエクスポートします。
--health-check

使用可能なすべての健全性チェックを実行します。

--ntp-health

コンポーネントの時刻が SDDC Manager 仮想マシンの NTP サーバと同期されているかを確認します。また、ESXi ホストのハードウェアとソフトウェアのタイムスタンプが SDDC Manager 仮想マシンの時刻と 5 分以内の誤差であることも確認されます。

--password-health

前回の変更日や有効期限など、現在のすべてのパスワードのステータスを返します。

--services-health

サービスの健全性チェックを実行して、SDDC Manager や vCenter Server 内でサービス(ライフサイクル管理サーバなど)が実行されているかどうかを確認します。

--storage-health

ESXi ホストおよび vCenter Server クラスタの vSAN ディスクの健全性チェックを実行します。また、プロアクティブな vSAN テストを実行して、vSAN ディスク内に仮想マシンを作成できるかどうかも検証します。

--run-vsan-checks プロアクティブな vSAN テストを実行して、vSAN ディスク内に仮想マシンを作成できるかどうかを検証します。

ESXi ホストを管理するための SoS ユーティリティ オプション

これらのオプションを使用して、ESXi ホストを管理します(SSH の有効化やホストのロックダウンなど)。これらのオプションについては、 vcf 管理ユーザー アカウントを使用して SDDC Manager 仮想マシンに SSH 接続し、 su と入力して root ユーザーに切り替え、 /opt/vmware/sddc-support ディレクトリに移動して、次のコマンドを入力します。
./sos --option-name
オプション 説明

--disable-lockdown-esxi

指定されたドメインの ESXi ノードでロックダウン モードを無効にします。

  • 特定のドメインの ESXi ノードでロックダウンを無効にするには、フラグ --domain-name DOMAINNAME を含めます。
  • すべてのドメインの ESXi ノードでロックダウンを無効にするには、フラグ --domain-name ALL を含めます。
注:

ドメインを指定しない場合、このコマンドはデフォルトで管理ドメインのみに影響します。

--enable-lockdown-esxi

指定されたドメインの ESXi ノードでロックダウン モードを有効にします。

  • 特定のドメインの ESXi ノードでロックダウンを有効にするには、フラグ --domain-name DOMAINNAME を含めます。
  • すべてのドメインの ESXi ノードでロックダウンを有効にするには、フラグ --domain-name ALL を含めます。
注:

ドメインを指定しない場合、このコマンドはデフォルトで管理ドメインのみに影響します。

--disable-ssh-esxi

指定されたドメインの ESXi ノードで SSH を無効にします。

  • 特定のドメインの ESXi ノードで SSH を無効にするには、フラグ --domain-name DOMAINNAME を含めます。
  • すべてのドメインの ESXi ノードで SSH を無効にするには、フラグ --domain-name ALL を含めます。
注:

ドメインを指定しない場合、このコマンドはデフォルトで管理ドメインのみに影響します。

--enable-ssh-esxi

指定されたドメインの ESXi ノードで SSH を有効にします。

  • 特定のドメインの ESXi ノードで SSH を有効にするには、フラグ --domain-name DOMAINNAME を含めます。
  • すべてのドメインの ESXi ノードで SSH を有効にするには、フラグ --domain-name ALL を含めます。
注:

ドメインを指定しない場合、このコマンドはデフォルトで管理ドメインのみに影響します。

--refresh-ssh-keys SSH キーを更新します。