VMware Cloud Foundation では、外部 SFTP サーバを SDDC Manager に登録して、NSX Manager および SDDC Manager 仮想マシンをバックアップできます。
信頼できる SFTP サーバを展開し、VMware Cloud Foundation インスタンスからアクセスできるようにすることが重要です。SDDC Manager 仮想マシンまたは NSX Manager で状態をバックアップするときに SFTP サーバを使用できない場合、バックアップは作成されず、再試行が成功するまで最新の変更はバックアップされません。この状況を回避するには、バックアップが正常に作成されていることを定期的に確認し、他の製品のバックアップも正常に作成されているかどうかを監視することをお勧めします。ワークロード ドメインの展開時または NSX のアップグレード時に SFTP サーバを使用できない場合、これらの操作は失敗します。
外部 SFTP サーバを構成すると、SDDC Manager によって SFTP サーバの詳細が保存され、SDDC Manager およびすべての既存の NSX Manager が SFTP サーバを使用するように構成されます。後続の NSX Manager を展開すると、SDDC Manager は NSX Manager がこの SFTP サーバを使用するように構成します。
外部 SFTP サーバを構成すると、NSX Manager のバックアップが定期的に実行されるように、自動的にスケジュール設定されます。NSX Manager のユーザー インターフェイスでバックアップの間隔を確認および変更できます。SDDC Manager 仮想マシンのバックアップは、自動的にはスケジュール設定されません。Cloud Foundation API を使用して、SDDC Manager 仮想マシンのバックアップ スケジュールを設定します。SDDC Manager 仮想マシンのバックアップ スケジュールの設定を参照してください。
外部 SFTP サーバを構成するには、次の手順を実行します。
前提条件
- 外部 SFTP サーバが ECDSA SSH パブリック キーをサポートしている必要があります。
- このタスクを実行できるのは、管理者ロールを持つユーザーのみです。ユーザーおよびグループの管理を参照してください。
- SFTP サーバの RSA キーの SHA256 フィンガープリントが必要です。
手順
- SDDC Manager ダッシュボードで、[管理] > [構成のバックアップ] の順に選択します。
- [+外部登録] をクリックします。
- バックアップ サーバの IP アドレスを入力します。サーバが正常に構成できることを確認します。
- SFTP サービスが実行されているポートの番号を入力します。
- サーバの認証情報を入力します。
- サーバのバックアップ ディレクトリのパスを入力します。バックアップがこの場所に保存されるため、手順 5 で指定したユーザーがこのディレクトリ パスにアクセスできることを確認します。全体で同じ SFTP サーバを使用している場合は、異なる VMware Cloud Foundation インスタンスに異なるディレクトリ パスを指定することをお勧めします。
- 指定した IP アドレスとポートに自動入力されたフィンガープリントを確認します。
- NSX Manager と SDDC Manager の両方のバックアップに使用するパスフレーズを入力します。
- [保存] をクリックします。
- [確認] をクリックします。
- バックアップの構成情報を編集する必要がある場合は、次の手順を実行します。
- SDDC Manager ダッシュボードで、[管理] > [構成のバックアップ] の順に選択します。
- [編集] をクリックします。
- 必要に応じてテキスト ボックスを編集します。IP アドレスまたはバックアップ ディレクトリのパスが変更された場合、構成を保存しても、既存のバックアップは新しい場所にコピーされません。手動でコピーしてください。
- バックアップ サーバのパスワードとパスフレーズを入力します。既存のパスフレーズに変更を加えた場合、以前に作成したバックアップをリストアする際に古いパスフレーズを使用する必要があります。
- [保存] をクリックします。
- [確認] をクリックします。