VMware Cloud Foundation バージョン 4.1 では、vRealize Suite 製品を展開および管理するための vRealize Suite Lifecycle Manager in VMware Cloud Foundation mode が導入されています。アップグレード前の VMware Cloud Foundation 環境に vRealize Suite 製品を手動で展開した場合は、アップグレード プロセスを開始する前に、vRealize Suite 構成とオブジェクトを VMware Cloud Foundation にインポートする必要があります。
手順
- 次のオブジェクト名を取得します。
- 展開された vRealize 製品のロード バランシングのために展開されたスタンドアローンの Tier-1 ルーターの名前
- vRealize 製品の Tier-1 ルーターで構成されているロード バランサの名前
- X リージョン ネットワークに接続されたスタンドアローンの Tier-1 ルーターのインターフェイス名
- Edge クラスタ名。これは、vRealize Suite 製品が VXLAN ベースの AVN ではなく VLAN に展開されている場合にのみ必要です
- これらのオブジェクト名を SDDC Manager にインポートします。
- SSH を使用し、次の認証情報を使用して SDDC Manager 仮想マシンにログインします。
ユーザー名:vcf
パスワード:展開パラメータ ワークブックで指定したパスワードを使用
- su と入力して root ユーザーに切り替えます。
- /opt/vmware/vcf/domainmanager/config ディレクトリに移動します。
- application-prod.properties ファイルを編集し、パラメータ値を手順 1 で取得したオブジェクト名に置き換えます。
override.tier.interface.name=interface name of tier-1 router
default.standalone.t1.name=standalone tier-1 router name
vcf.vrealize.lb.name=load balancer on tier-1 router
- ドメイン マネージャを再起動します。
systemctl restart domainmanager
- アップグレード前の環境の vRealize 製品が、アプリケーション仮想ネットワーク (AVN) ではなく VLAN でバッキングされたネットワークに展開されている場合は、VLAN ネットワークを AVN インベントリにインポートする必要があります。詳細については、ナレッジベースの記事 80864 を参照してください。
- アップグレード前の環境で vRealize Suite 製品のインストール バンドルをダウンロードします。インストール バンドルを参照してください。製品を管理ドメインに接続するには、インストール バンドルが必要です。
- vRealize Operations で、vCenter Server、vSAN、vRealize Log Insight、vRealize Automation、または Workspace One のリージョン間のインスタンスのために手動で構成されたアダプタを削除します。
vRealize Operations アダプタは、インポート プロセス中に SDDC Manager によって構成されます。
- アップグレード前の環境に vRealize Log Insight がある場合は、NSX-T Manager で構成された Syslog サーバを削除します。
結果
SDDC Manager は、お使いの環境で vRealize Suite 製品とその構成を認識できるようになりました。